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セイコー、プロスペックス「スピードタイマー」新レギュラーモデル

スピードタイマー「SBEC017」

セイコーウオッチは、<セイコー プロスペックス>のクロノグラフコレクション「スピードタイマー」の新作として、1969年のヘリテージカラーを活用し、判読性を進化させたレギュラーモデル「SBEC017」を9月9日より発売する。価格は352,000円。

スピードタイマーは、1969年にセイコーが発売した、世界で初めて垂直クラッチを搭載した自動巻きクロノグラフ。垂直クラッチ採用により、スタート・ストップ時の指針ずれや針飛びを抑制し、耐衝撃性も向上するなど、非常に優れた計時精度を実現した。

1969年発売のスピードタイマー

新作は、1969年発売のスピードタイマーと同様に、視認性に優れた「ブルー×レッド」のカラースキームを踏襲し、現代的に進化させたもの。角度により深いネイビーから鮮やかなブルーへと移り変わるブルーダイヤルに対し、サブダイヤルと外周の秒クロノグラフ目盛りをホワイトで区分し、計測時の判読性を高めたという。

赤く配色したセンタークロノグラフ針と9時位置の分積算針により、誤読を防ぐ。同時に、ダイヤル外周部にまで届くセンタークロノグラフ針は目盛りとの距離を限界まで近づけるために先端部が曲げられており、判読性を極限まで追求したデザインとなっている。

プッシュボタンは上面が広くフラットな形状で、優れた操作性を備える。また、最適な厚みと駒のピッチを追求したメタルブレスレットは、重心を下げたケースの安定感と相まって高い装着性を実現しているという。

オプションで付属するカーフストラップは、裏側の縫目を隠すコンシール加工を採用。汗や皮脂による革素材の劣化を防ぎ、耐久性を高める。

ムーブメントは、メカニカルクロノグラフムーブメント「8R46」を採用。スタート・ストップ時の指針ずれや針飛びを抑制し、優れた計時精度を実現する垂直クラッチに加え、確実な操作感や安定した動作を実現するコラムホイールなどが特徴。ムーブメントの設計から開発、製造、組立、検査などをセイコーですべて担う「マニュファクチュール」として受け継がれる技術を搭載し、高い計測精度や耐久性を実現しているという。

3本のアームが一体化されたセイコー独自形状の三叉ハンマーは、クロノグラフ針の瞬時帰零を確実に行ない、高い耐久性や優れたメンテナンス性が特徴。

パワーリザーブは約45時間。精度(平均日差)は+25~-15秒。振動数は28,800振動/時。石数は34石。

ケース、バンドはステンレススチール(ダイヤシールド)。付け替え用のカーフストラップつき。ガラスはデュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)。防水性能は日常生活用強化防水(10気圧)。大きさは外径が42.5mm(りゅうず・突起部含まず)、厚さが15.1mm。