クロスボウ(ボウガン)の9月15日以降の所持は違法に

警察庁は、クロスボウ(ボウガン/ボーガン)の9月15日以降の所持は違法になるとして、最寄りの警察署等に早めに相談するよう呼び掛けている。9月14日までの警察への処分依頼は無償。

クロスボウ(ボウガン/ボーガン)が使用された凶悪事件が相次いで発生したことを受け、'21年6月16日に銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律が公布され、'22年3月15日に施行された。クロスボウの所持は原則禁止され、許可制となる。

改正法の施行時に所持していたクロスボウは、9月14日までは所持可能だが、許可申請や廃棄等の措置を執らずに、9月15日以降も所持し続けた場合は不法所持となり、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。

規制対象となるクロスボウは、「引いた弦を固定し、これを解放することによって矢を発射する機構を有する弓」であって、内閣府令で定められた方法によって測定した矢の運動エネルギーの値が6ジュール以上となるもの。ピストルクロスボウを含めて対象になる。

クロスボウの威力に関して、警察庁科学警察研究所における実験では、約5m離れた地点から発射して、合成樹脂製ヘルメットおよびアルミ製フライパンを貫通することが確認されている。