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モスバーガー、全店で環境に配慮型スプーン・フォーク導入

モスフードサービスは、プラスチックごみの廃棄による海洋汚染対策の取り組みとして、モスバーガーにおいてバイオマスプラスチック「ライスレジン」を原料としたカトラリー(テイクアウト用のスプーン、フォーク)を、8月1日から首都圏、関西圏の25店舗にて先行導入し、10月から全店舗に順次導入する。

'19年2月に紙製カトラリーの使用実験を一部店舗で開始したことを皮切りに、これまでさまざまな素材を使用したカトラリーの実験を行なってきた。今回使用するバイオマスプラスチックライスレジンを原料としたカトラリーは、国産非食用米を25%配合。国産非食用米を使用することで日本のお米を有効に活用できるほか、原料輸入で生じるリスクの低減も図れる。

また、プラスチック資源循環促進法の4月施行にあわせ、テイクアウトのユーザーにカトラリー使用意向の確認を開始。この声かけによってカトラリーの使用を控えるユーザーが多く、実際に40%程度の使用削減効果が出ているという。

これらの取り組みにより、年間約15トン程度のプラスチック使用の削減が可能になるとの試算のもと、プラスチック資源循環促進法に積極的に対応するとともに、社会課題の解決につながる活動や施策を「モスSDGsアクション」と位置づけ、取り組みを継続的に発信、施行していく。