花王とコストコ、梱包段ボールをコンテナに変える実証実験

循環型折りたたみコンテナ

花王とコストコは、製品の梱包材として繰り返し使用可能な折りたたみコンテナを、神奈川県内の1倉庫店に7月19日よりテスト導入する。

販売店に製品を納入する際に製品を梱包する梱包材は主に、リサイクル可能な段ボールが利用されてきたが、店舗での開封・廃棄作業の負担やリサイクル過程のCO2排出量といった面で課題があったことをうけての取り組み。

花王とコストコは協働し、繰り返し使用可能な折りたたみコンテナをテスト導入、それを回収・再利用する取り組みを開始。また、両社で「納品」「陳列」「販売」などさまざまな場面における折りたたみコンテナの効果検証を実施し、折りたたみコンテナを活用することの利点と課題を抽出することで、今後の導入店舗の拡大をめざすという。

左：段ボール使用時、右：循環型折りたたみコンテナ使用時

検証期間は7月19日から9月30日。実施店舗はコストコ川崎倉庫店。使用する折りたたみコンテナの数量は月に約1,500梱。