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Slack初の値上げ。月960円→1050円に

Slackは19日、初の値上げを発表した。有料のプロプランの月額料金はこれまでの1ユーザーあたり960円から1,050円に値上げされる。年間契約の場合、1ユーザー1カ月あたり850円から925円となる。

なお、9月1日より前に年払いを更新すると、1ユーザー1カ月あたり850円という従来の料金がさらに1年間適用される。

Slackは2014年のサービス開始以来多くの機能強化を図っており、外部サービスとの連携機能「Slackコネクト」や動画チャットの「Slackハドルミーティング」、定型作業のための「ワークフロービルダー」などを用意している。Slackでは、「Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)」の実現を目標とし、多くの機能強化を図っていく方針。

無料プランはメッセージ無制限だが、履歴は90日間に制限

また、無料のフリープランも刷新。フリープランでクリップなどの新機能が使えるようになる。クリップは、チャンネルやダイレクトメッセージのなかで音声、動画、画面の録音・録画を送信できる機能。非同期的に最新状況を共有でき、会議の数を減らる。また、フリープランでもメッセージやファイルの保存期間を設定可能となる予定。

プランの利用上限も変更。これまでフリープランでは、メッセージ数10,000件、ストレージ容量5GBという制限があったが、今後は過去90日間のメッセージ履歴とファイルストレージを無制限に利用できる形となる。

90日が経過したものは非表示になるが、有料プランへアップグレードすれば、ワークスペースのメッセージとファイルの全履歴にアクセス可能となる。