ニュース

尼崎のUSBメモリ見つかる

兵庫県 尼崎市は、23日に紛失を発表した全市民46万人分の個人情報が入ったUSBメモリーが発見されたことを明らかにした。

6月21日に全市民46万517人分の住民基本台帳の情報を保存したUSBメモリーを、委託事業者であるBIPROGY株式会社の関係社員がコールセンター(吹田市)でのデータ移管作業のために持ち出し。データ移管作業完了後、飲食店に立ち寄り食事を済ませた後の帰宅時にUSBメモリーを入れたかばんを紛失した。

USBメモリーには、全市民の住民基本台帳の情報(統一コード、氏名、郵便番号、住所、生年月日、性別、住民となった年月日など)、住民税に係る税情報(36万573件)、非課税世帯等臨時特別給付金の対象世帯情報(R3年度分7万4,767世帯分、R4年度分7,949世帯分)、生活保護受給世帯と児童手当受給世帯の口座情報(生保1万6,765件、児手6万9,261件)などが含まれており、23日に尼崎市が問題を公表。大規模な個人情報流出が危惧されていたが、24日にBIPROGYからの連絡により発見されたことが判明したという。

同メモリー内にある個人情報については、関係機関と協力しながら、調査を進める。

また、USBメモリー紛失に便乗した詐欺なども予想されることから、個人情報の削除を持ちかける電話がかかってきたら、相手にせずにすぐ電話を切るよう呼びかけている。