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Fitbitに「睡眠プロフィール」 睡眠の質をクマ・イルカなど動物で評価
2022年6月23日 19:00
Fitbitは、有料プラン「Fitbit Premium」の新機能「睡眠プロフィール」の提供を開始した。ユーザーの睡眠パターンを長期にわたり分析する機能で、ユーザーは動物のキャラクターに例えた睡眠データにより、簡単にその傾向を理解できる。
Fitbitが保有する187万件の睡眠記録データを神経科医、睡眠の専門家、研究科学者が分析することで、適切なガイダンスを提供する。睡眠科学に基づき、10項目の主要指標についてユーザーの睡眠データを毎月分析して傾向を算出。自分の年齢層における標準的なデータと比較して、改善の余地があるポイントを把握できる。
ユーザープロフィールに表示される「指標」は、Fitbitの研究チームが分析段階で調べた1,000種類にわたる睡眠の特徴を絞り込んだもの。睡眠スケジュールの変動、熟睡に至るまでの時間、睡眠の乱れなどの新しい指標から、睡眠時間、回復度、レム睡眠などのこれまでもトラッキングしていた指標について、ユーザーの睡眠パターンと質を1カ月にわたって総合的に表していく。
各指標には、理想的な範囲とその範囲内での自分の位置を示す。改善のためにどこに焦点を当てるべきかを考える上で役立てることができる。これらの指標は、月別の集計表で表示される。
ユーザーの睡眠スタイルは、睡眠分析から得たデータを元に「スリープアニマル」として表示。研究とテストに基づき、明確な傾向を有する6種類の動物に類型化し、それぞれを一般的なユーザーの睡眠行動とパターンに関連付けている。
スリープアニマルは、「キリン」「クマ」「イルカ」「ハリネズミ」「オウム」「カメ」の6種。例えばキリンは遅寝早起きの傾向があるが、スケジュール自体は一定している、カメは入眠時刻が毎晩異なる傾向があり、どちらかといえば速い時間に眠りにつくことが多いなど、それぞれ特徴付けている。
睡眠評価を得るためには1カ月のうち最低14日間は睡眠時にFitbitデバイスを着用する必要があり、着用している日数が多いほどより高い評価情報が得られる。また、表示されるスリープアニマルには、最適解はなく、それぞれの動物が表す意味を知ることで睡眠パターンをより理解して質を向上させることができるという。
睡眠プロフィール機能は、「Sense」「Versa 3」「Versa 2」「Charge 5」「Luxe」「Inspire 2」のPremiumユーザーが利用可能。