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JR東日本、中央線・南武線駅で不要な衣服を回収

JR中央線コミュニティデザイン(JRCCD)とJR東日本スタートアップは、JR中央線・南武線の駅を拠点として不要になった衣服を回収し、再利用・資源化する「MAWASU STATION」の実証実験を、7月1日から9月30日まで実施する。

JRCCD、JR東日本スタートアップが、アパレルブランド「ALL YOURS」と協業して行なう、SDGs達成に向けての取り組み。

MAWASU STATIONは、着られなくなった衣服を再利用や資源化によって、再び必要とされるものに生まれ変わらせる循環の仕組み。回収した衣服はメンテナンスや抗菌加工を行ない、企業ユニフォームなどへと再利用する。また、再利用が難しい衣服は、「Umore」を使用した有機物分解処理によって、次の製品の原材料として資源化し再生利用する。

Umoreは、磁力を応用し有機物を分解処理する装置。強い磁場を通した空気と熱を与えることにより、有機物の分子結合が弱くなり「燃焼」を伴わず、急速に酸化・分解が進む。燃焼を伴わないため、ダイオキシンやCO2、塩素ガスなどの発生量を、環境基準値を大きく下回る数値に抑えられる。

衣服の回収場所は、JRCCDが運営受託しているJR中央線武蔵境駅、東小金井駅、西国分寺駅、JR南武線稲城長沼駅の計4駅、及びJRCCDの駅ビルのセレオ国分寺。

  • 武蔵境駅 有人改札:10:00~16:00
  • 東小金井駅 有人改札:10:00~16:00
  • 西国分寺駅 有人改札:10:00~16:00
  • 稲城長沼駅 有人改札:10:00~16:00
  • セレオ国分寺 南口:営業時間に準ずる

回収対象は、不要になった衣服のうちトップスとボトムス。1人1日5枚まで回収ボックスを利用できる。また、制服類や肌着、洗濯していないものなど回収不可能なものもある。回収できないものの詳細は以下の通り。

  • 制服類(学生服・体操服・企業用ユニフォーム・道着など)
  • 氏名の記載があるもの
  • シーツ・布団・毛布などの寝装品
  • 敷物(カーペット、ラグなど)
  • クッション
  • 肌着、生理用品、マスク
  • 水着
  • 靴下、ストッキング、タイツ
  • おむつ、よだれ掛け
  • ふきん、タオル、雑巾
  • ぬいぐるみ、人形、人形の服
  • カバン類全般
  • ペット用ウェア
  • 洗濯していないもの(臭いの激しいものなど)
  • 濡れているもの、湿っているもの
  • その他、本取り組みの目的にそぐわないもの