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キングジム「アルコールチェッカー」。息を吹き込み酒気帯びチェック
2022年6月7日 12:17
キングジムは、息を吹き込むだけで酒気帯びの有無を確認できる「アルコールチェッカー」を7月29日に発売する。「BAC10シロ」と「BAC100クロ」の2機種をラインアップし、価格はそれぞれ4,000円、15,000円(税別)。
息を吹き込むだけで酒気帯びの有無を数値とブザー、ライトで確認可能。コスト重視の半導体式ガスセンサーを搭載したBAC10と、アルコール判別性能に優れた燃料電池式ガスセンサー搭載のBAC100を用意する。
測定結果表示は国内基準値に対応。測定値が0.15mg/L未満の場合は緑色のライトが点灯し、酒気帯びとなる国内基準値の0.15mg/L以上であれば赤色のライトが点灯する。測定値は、BAC10が0.01mg/L単位、100段階、BAC100は0.001mg/L単位、2,000段階。
BAC100は過去10回までの測定履歴を表示可能。電源を入れ、息を吹き込むまでの待機時間は、BAC10が約20秒、BAC100が約10秒。
専用マウスピース付きで息が吹き込みやすい点も特徴。専用マウスピースは5個付属で、都度交換して水洗いができる。専用マウスピースのみのオプション品も販売。BAC10専用とBAC100専用がそれぞれ用意され、価格はともに5個入り500円(税別)。
サイズと重さ(電池含まず)は、BAC10が約45×19×123mm(幅×奥行×高さ)、約50g、BAC100が約53×22×127mm、約70g。電源は、BAC10が単3形アルカリ乾電池×2本、BAC100が単4形アルカリ乾電池×2本。センサー寿命は購入後1年、またはBAC10が1,000回測定、BAC100が2,000回測定。初年度販売目標数量は合計で30,000台。
10月から施行される改正道路交通法施行規則により安全運転管理者による、運転前後のアルコール検知器を用いた運転者の酒気帯びの有無の確認と、アルコール検知器を常時有効に保持することが義務化されることが、発売の背景にある。従来は対象外だった白ナンバーであっても、自動車5台以上もしくは定員11人以上の自動車を1台以上所有の事業所は対象となる。