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ENEOS、EV充電サービスを強化。NECから4600機継承

ENEOSは、NECが運営するEV充電設備を用いたEV充電サービスの事業譲渡契約を締結。これによりENEOSは、NECが保有していたEV充電器約4,600基の運営を開始した。

両社は2021年5月に、EVの充電事業で協業検討を開始。NECは約6,100基の充電器を運営・管理しているが、そのうち、約4,600基をENEOSが譲り受ける。NECは引き続き、EV充電器の運用管理システムを提供することに合意しているほか、今後もNECが展開する全EV充電器をENEOSが継承するため協議を続ける。

日本政府は、2050年カーボンニュートラルを目指し、EVを含めた電動車の普及を促進するため、2035年までに新車販売における電動車比率を100%とする方針。インフラ面では、2030年までにEV急速充電器30,000基およびEV普通充電器120,000基の設置を目標に掲げている。

今後ENEOSは、サービスステーションや他社との協業によるEV急速充電/普通充電ネットワークの拡大を検討し、EV急速充電器については、2025年度に1,000基、2030年度に数千基~10,000基を整備することを目標としている。普通充電器の設置数計画は検討中。