Yahoo!MAP、自転車ルート案内開始。雨雲レーダー連動も

ヤフーは、「Yahoo!MAP」に自転車のルート検索を追加し、交差点などで進行方向を「音声」や「案内パネル」で案内する機能「自転車 ターンバイターン方式のナビ」の提供を開始した。また、「雨雲レーダー」と連動し、ルート上の雨雲の動きと降水量が確認可能。

近年、自転車をスポーツ・レジャーとしてライフスタイルに取り入れる人が増え、コロナ禍においてその流れが加速している。その一方で、高速道路への自転車や歩行者などの誤進入は年々増加しており、近年首都高速道路で発生した誤進入のうち、約3割はナビアプリの自動車モードなどの利用に起因することを受けての取り組み。

Yahoo! MAPを起動後、検索窓や周辺検索ボタンなどから目的地を検索し、ルート検索、「自転車」ボタンをタップすることで利用可能。自転車のルート検索の提供開始により、ユーザーは自転車移動の際に最適化されたルートを確認できるようになり、同時に高速道路への誤進入を防ぐためにも役立てられる。

使用方法

車と自転車のルート比較

また自転車 ターンバイターン方式のナビにより、ユーザーは目的地に到着するまでの右左折時に加え、目的地までの目印となる交差点の案内を「画面地図」案内だけでなく、「音声案内」も組み合わせて利用できる。音声案内を活用することにより、“どのくらい先に次のポイントがあり、右折なのか左折なのか”などの情報を音声で確認できるため、自転車の運転中に画面を見る危険性が低減し、安全性が向上するという。

音声案内イメージ

さらに、自転車のルート検索は、「雨雲レーダー」と連動しているため、ルート上で1時間前から最大6時間先の雨雲の動きと降水量が確認できる。地図上で雨雲のマークのボタンをタップすると雨雲レーダーが起動。自転車のルート検索と雨雲レーダーを連動して使うことで、“いつ、どのルートで雨が降るか”などを確認できるため、梅雨の時期においても天候にあわせた計画が立てられる。

雨雲レーダー使用イメージ

Yahoo! MAPでは、「カーボンニュートラル」に向けた取り組みとして、環境にやさしい移動手段を推進するために、自転車のルート検索、自転車 ターンバイターン方式のナビに加えて、電気自動車(EV)用の充電スポットの場所や充電料金などを確認できる「EV充電スポットマップ」機能を'22年4月27日から提供している。