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通信とポイントはセットで使う。6サービスの“経済圏”調査
2022年5月31日 11:28
MMD研究所は、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天、イオン、PayPayの6サービス経済圏のユーザー実態調査を実施した。大手4キャリアの経済圏ユーザーは、利用通信会社のポイントをよく利用しているが、PayPayや楽天カードはキャリアを超えて広く利用されていることが分かる結果となっている。
ケータイキャリアは、「docomo(29.0%)」「au(17.4%)」「SoftBank(11.1%)」「Rakuten UN-LIMIT(8.4%)」。オンライン専用プランは「ahamo(4.5%)」「povo(2.8%)」「LINEMO(1.1%)」で、4キャリアのシェアは74.3%。また、「Y!mobile(8.7%)」「UQ mobile(5.6%)」を合わせると88.7%、「MVNO」は9.8%。
ドコモ、au、ソフトバンク経済圏では、いずれも自社の回線契約者の比率が高いが、楽天においては、Rakuten UN-LIMITとドコモがほぼ同数となる。
一番よく使われているポイントは「楽天ポイント」の34.6%で、ついで「dポイント」「Tポイント」「PayPayポイント」「Pontaポイント」の順。ただし、経済圏ごとにみると各経済圏のポイントが圧倒的にトップになっている。
利用しているコード決済はPayPayが41.7%で、ついでd払い、楽天ペイ、au PAY。ドコモ経済圏ではd払い、auではau PAYが強いが、楽天を含むその他の経済圏ではPayPayが首位となっている。
利用している非接触決済では、モバイルSuicaが10.1%、ついでiDの7.7%、楽天Edy5.5%となる。
クレジットカードは楽天カードが41.4%で2位のイオンカード(15.4%)を大きく引き離している。ただし、経済圏別に見るとドコモはdカードGOLD、auはau PAYカード、ソフトバンク/PayPayはPayPayカードなど各経済圏のカードがトップになっており、楽天カードは楽天以外のすべての経済圏で2位を固めている。
ECサイト利用では、ドコモ、au、イオン経済圏は「Amazon」、ソフトバンク、PayPay経済圏は「Yahoo!ショッピング」、楽天経済圏は「楽天市場」がトップとなる。
調査期間は4月15日~19日。予備調査で18歳~69歳の男女25,000人、本調査で6つの経済圏のメイン利用者2,988人を対象とした。本調査の調査対象は、ドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、ソフトバンク経済圏(n=488)、楽天経済圏(n=500)、イオン経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500)。