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浜松町再開発 貿易センタービルや芝浦ツインタワーを繋ぐ歩行者空間
2022年5月18日 16:30
浜松町駅西口開発計画および芝浦プロジェクトに合わせて進められる、浜松町駅前や竹芝・汐留方面・芝浦方面を繋ぐ歩行者空間などの整備計画が発表された。世界貿易センタービルディング、野村不動産、JR東日本、東京モノレール、鹿島建設の5社により進められる。
浜松町駅周辺では、世界貿易センタービルディングおよび東京モノレール浜松町駅の建替事業「浜松町駅西口開発計画」や、浜松町ビルディングの建替事業「芝浦プロジェクト」が進められている。竣工予定は、世界貿易センタービルディング本館・ターミナルが2026年度、東京モノレール浜松町駅舎が2029年度。芝浦一丁目プロジェクトはS棟とN棟のツインタワーで構成され、S棟が2025年2月、N棟が2030年度。
浜松町駅エリアの整備計画は、これらの大型再開発プロジェクトにより駅利用者・来訪者・就労人口が増加し、都心部の拠点の1つとしてこれまで以上に重要な役割を担っていくことから、駅周辺エリアを広域的につなぐ歩行者ネットワークの構築、浜松町駅の交通結節点としての機能強化を目的に進められる。
北口には、竹芝・汐留方面、芝大門方面の各エリアを繋ぐ歩行者ネットワークを構築。線路を跨いで東西を繋ぐ自由通路は、JR浜松町駅・東京モノレール浜松町駅の北口に新たに整備される改札(3階レベル)からフラットにアクセスできるようになる。2026年度使用開始予定。
南口には既存の自由通路に加え、新たな自由通路を整備し、混雑緩和やバリアフリーへの対応を図る。これにより、浜松町二丁目エリアと、芝浦エリアを繋ぐ歩行者ネットワークを強化する。新たな自由通路は2024年度使用開始予定で、その後既存の自由通路を改修し、2026年度全面使用開始予定。
浜松町駅東側には旧芝離宮庭園に沿って歩行者専用道路を整備。竹芝・汐留方面と芝浦方面が緑豊かな空間で繋がる。また、浜松町駅から芝浦プロジェクトにかけて、雨に濡れずアクセスできるよう、庇を設置する。
中央広場を起点とした交通結節点の機能強化も図る。浜松町駅中央改札前の中央広場と、「ステーションコア」と呼ばれる歩行者ネットワークを一体整備。JR山手線・京浜東北線、東京モノレール、都営地下鉄、バスターミナル、タクシープール等の交通施設を繋ぐ大きな吹き抜け空間であるステーションコアを整備し、スムーズな乗換を実現する。中央広場は、世界貿易センタービルディング・東京モノレール駅舎の建替えにより整備される。