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日本郵便、住所だけで配達する「特別あて所配達郵便」

日本郵便は、受取人の氏名がなくても届ける「特別あて所配達郵便」の取り扱いを本格化する。料金は150円で、6月21日から実施する。25g以内の定形郵便物の場合、84円(定形郵便物の料金)に150円を上乗せし、234円となる。

特別あて所配達郵便は、受取人の住所・居所が記載され、かつ受取人の氏名が記載されていない郵便物をその住所・居所に配達するというサービス。「受取人の氏名が不明でも、住所が分かっていれば郵便物を配達してほしい」というニーズがあるとして、'21年6月から試験運用していたが、6月21日からは本格実施する。

本格展開にあわせ、定形郵便物と通常はがきに加え、往復はがきにも対応。また、取り扱い料金も従来の200円から150円に引き下げる。

対象となる郵便物は、定形郵便物、通常葉書、往復はがきで、年間1,000通以上差し出すなどの条件がある。料金後納。外装には「特別あて所配達」の文字が記載される。