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三菱地所とぴあが合弁会社。エンタメイベントを大丸有・みなとみらいで

三菱地所とぴあは共同で、合弁会社「MECぴあクリエイティブ株式会社」を5月12日に設立した。両社は「ライブ・エンタテイメントと街づくりの一体化を進める」ことを目的に、2021年5月に業務・資本提携を締結しており、その際に新会社設立の計画を発表していた。

両社は、2020年に開業した「ぴあアリーナMM」で協業を開始し、各種協業の検討を重ねてきた。合弁会社設立は、ポスト・コロナにおいて、「街に来ること、街にいることの価値」を高め、「人々のQOL向上に集客エンタテインメント産業が不可欠になる」との共通認識に立ち、さらなる協業を推進することを目的とする。

ぴあアリーナMM

MECぴあクリエイティブには両社より役員・社員が出向し、双方のノウハウを融合。ライブ・コンテンツ施設の経営および運営機能の強化、集客コンテンツ力の強化、街への波及効果とデータ・マーケティングの強化、新規の事業獲得に取り組む。

ライブ・コンテンツ施設の経営においては、既存施設でのイベント企画・プロデュースにより、施設稼働率・収益性の向上を図る。

集客コンテンツについては、大手町・丸の内・有楽町エリア(大丸有)、みなとみらい等で、エリア一体型の大型イベントを企画・プロデュース。エリアのブランド価値の向上と活性化を図る。

街への波及効果とデータ・マーケティングについては、イベントと街・エリアを連動した施策等により相互回遊を促進。あわせて、データの可視化による売上の拡大、スポンサー誘致の促進やメリットの拡充を図る。

新規事業については、協業を活かして新規施設の運営権等を獲得し、事業範囲の拡大を目指す。

社名には、「三菱地所の街づくりのノウハウとぴあの得意領域とするエンタテインメントを融合し、両社の事業領域にとらわれない、独創的な事業を創り出していきたい」という思いが込められている。

資本金は5,000万円、株主構成は三菱地所51%、ぴあ49%。代表取締役社長は三菱地所の小林京太氏。