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セイコー プレザージュ、薄くても立体的な有田焼ダイヤル新作

セイコーウオッチは、「セイコー プレザージュ」の新作として、白磁の有田焼ダイヤルを採用した「クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤルモデル」(SARX095)を6月10日に発売する。機械式の腕時計で、価格は198,000円。

日本初の磁器で400年以上の歴史を持つ有田焼をダイヤルに採用。立体的な湾曲を持った白磁のダイヤルで、1mm程度の薄さで柔らかな高低差を表現しているのが特徴になっている。鋳込み成形で薄さの極限に挑んだことで今回のダイヤルを実現したという。釉薬で表面を仕上げた磁器特有の立体感、光沢や柔らかな陰影も特徴。インデックスと針は青で、純白の白磁に映えるデザインになっている。

これまで提供されてきたプレザージュの有田焼ダイヤルのモデルと同様に、創業190年以上の老舗「しん窯」に所属の陶工・橋口博之氏が監修。セイコー独自の有田焼ダイヤルは、腕時計としての強度を保つため、従来の4倍以上という高強度の磁器素材が使用され、超高精度の鋳型による鋳込み工程を経て、1,300℃の高温で焼成。その後も施釉と複数の焼成を重ねるなど、難易度の高いプロセスを経て完成する。

ムーブメントは機械式で自動巻きのキャリバー「6R31」。精度は平均日差+25~-15秒。振動数は21,600振動/時。石数は24石。パワーリザーブは約70時間。

ケース・ブレスレットはステンレススチール製。風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス。防水性能は日常生活用強化防水(10気圧防水)。大きさはケース径が40.5mm、厚さは12.4mm。

セイコー プレザージュ クラフツマンシップシリーズ 有田焼ダイヤルモデル(SARX095)、198,000円