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港区最大の敷地に「三田ガーデンヒルズ」。三井と三菱
2022年4月25日 16:40
三井不動産レジデンシャルと三菱地所レジデンスは、分譲マンションとして港区最大の敷地となる「(仮称)港区三田一丁目計画」の名称を、「三田ガーデンヒルズ」に決定。4月25日にオフィシャルサイトを開設した。竣工予定は2025年3月。
港区最大の敷地面積を誇る約25,000m2の旧逓信省簡易保険局庁舎跡地に、三井不動産グループと三菱地所グループが都心において、広尾ガーデンヒルズ以来38年ぶりに共同開発するガーデンヒルズ。総戸数は1,002戸。
メインデザインは、東京を拠点に国際的活動を行なう建築設計事務所ホシノアーキテクツが担当。さらに、ロンドンを拠点にする建築設計事務所ホプキンスアーキテクツが、国内マンションのファサード・デザインに初参画。1929年竣工で、歴史的建造物である旧逓信省簡易保険局庁舎を一部保存・再生し、格式あるファサード・デザインを実現する。
物件の南側には、三井グループの迎賓館である綱町三井倶楽部を望む立地であることも特長の一つとしている。
ランドスケープは、入居者専用の中庭を中心に、既存樹を含む植栽約130種、約7,700m2を計画。年間約500トンの雨水を利用し、環境の維持・保全にも努める。
脱炭素社会の実現に向けて、電気・ガスともにCO2排出量実質ゼロとなるサービスを導入する。各住戸の電気は、ソフトバンクグループであるSBパワーの、実質再生可能エネルギー100%の電気を供給予定。
国内最大規模となる、全1,002戸ZEH-Orientedを取得予定。国内マンション初採用となるBloomEnergyJapanの大規模燃料電池(250kW)と、太陽光発電設備(200kW)でのオンサイト発電で創エネを実施する。
さらに、デュアルフューエルガスタービン発電機(1,500kVA)を設置。これにより有事の際も、ガスの供給および関連設備が維持される間は、あらかじめ設定した電力供給量に基づき、共有部と全ての住戸に対して、継続的・安定的に電気の供給を行なう。すべての入居者用に、約3日分の非常食や飲用水を備蓄し、安心して住める環境を提供する。
共有施設は、ワークスペースやジム、ゴルフラウンジ、サウナ、岩盤浴、シアタールーム、カフェラウンジ、バー、レストラン(店舗)などの提供を計画。
コンシェルジュサービスは、帝国ホテルと提携予定。ポーター、ドアマンなど多様なフロントサービスを提供する。バーラウンジには、帝国ホテルのバーテンダーを配置。
感染予防対策として、非接触型オートロックやエレベーターの採用、共有施設の予約状況やCO2濃度情報がわかるIoTの活用、適切な換気・湿度調節等を実施する。
所在地は、東京都港区三田一丁目102番1。アクセスは、東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅徒歩5分、都営地下鉄三田線「芝公園」駅徒歩10分。
構造・規模は、鉄筋コンクリート造・地下2階、地上14階。敷地面積は、25,246.57m2、専有面積は29m2~370m2。
より詳細な内容は、2022年秋頃の販売サロン開設頃に案内予定としている。