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ニューバランス、最新「ENERGY ARC」搭載 スピード重視のシューズ

ニューバランスは、爆発的な推進力を生むスピード重視のレーシングモデル「FuelCell SuperComp Pacer(フューエルセル スーパーコンプ ぺーサー)」を発売した。価格は19,800円。

ランナーが求めるスピードに応えることを目指した「FuelCellシリーズ」からの新シューズ。FuelCellシリーズは、高い反発弾性と軽量性を両立した弾む走り心地のミッドソールを特徴としている。Supercomp Pacerは、高反発のFuelCellミッドソールにプレートを組み合わせながら、薄底のスピードタイプとして開発した。

SuperComp Pacerでは、アーク(弓形)状のカーボンファイバープレートと空洞を設けた高反発なFuelCellのシナジーで、エナジーリターンを最大化する最新のENERGY ARC(エナジーアーク)を搭載。10kmからハーフ、駅伝に挑むランナーの走りに加速度をつけるとしている。

ミッドソールに搭載したENERGY ARCにより、加重時にさらなるエネルギーの貯蓄を促し、爆発的なエネルギーリターンを生むという。また、弓形状の新カーボンプレートは、湾曲していることで、踏み込み時にプレートがしなり、エネルギーを貯蓄可能な遊びが最大化。高反発なFuelCellコンパウンドと、科学的なデータに基づき作られた空洞が組み合わさることで、プレートのしなりがさらに拡大する。

アウトソールのラバー配置は、接地時における必要最低限のストライクゾーンのみに絞ったデザイン。ラバー面積を縮小したスピード重視のデザインと同時に軽量化も実現している。

アッパーは、シングルレイヤーのエンジニアードメッシュを採用。軽量性と通気性を共存させるため、1枚メッシュでつなぎ、無駄なパーツをそぎ落としている。

男性用と女性用を用意し、カラーはいずれもLE(ネイビー/イエロー)、LW(グリーン/ブルー)の2色。

(左)LE(ネイビー/イエロー)、(右)LW(グリーン/ブルー)

代々木公園で新しいランニングの形「New Balance YOYOGI PARK FKT」

ニューバランスジャパンは、4月21日から5月20日までの約1カ月間、東京都渋谷区の代々木公園で、オンラインマイクロレース「New Balance YOYOGI PARK FKT」を開催する。

代々木公園の中に設定された約1.6km=1マイルのコースで行なうオンラインマイクロレースで、コースを走った記録をアプリ「STRAVA」にアップロードし、公開することで順位を競える。

STRAVAアプリの「チャレンジ」の1つとしてNew Balance YOYOGI PARK FKTがある
コース概要

「FKT」とは、「Fastest Known Time」の略で「知られている限り最も速いタイム」のこと。最速を競うだけではなく、自己記録に挑戦したり、友人と一緒に楽しんだりと、それぞれに合った楽しみ方で何度でもチャレンジできる。

代々木公園に設定されたコース上には、スタートラインやゴールラインのほか、コース案内やスタートからの距離が記されている。

またスタート地点近くにはランナーロッカーを設置。ロッカー背面にコースマップ詳細や参加原則、STRAVAを通じての参加フィードバックフォームの案内、側面に参加したランナーやコミュニティが自由にステッカー等を貼れるスペースを用意する。

ランナーロッカー

スタート地点で、STRAVAアプリで「スタート」をして走り、ゴール地点で終了することで、アプリにランニングの記録が表示されるほか、順位を見ることができる。

筆者が実際に走った記録(左)と走り終えた時点での順位(右)

この取り組みの背景には、コロナ下でランニング人口が増えている一方で、大会などが減り、目標とするレースがなかったり、ランナー同士のコミュニケーションがなくなっているという現状がある。

New Balance YOYOGI PARK FKTは、それぞれの形でランニングを楽しむことをコンセプトとし、アプリを通じたコミュニティが生まれることを期待した取り組みとして実施する。また距離については、多くの人が気軽に走れる距離として、1マイルに設定している。

主催はニューバランスジャパン、代々木公園サービスセンター、渋谷未来デザイン、後援は渋谷区。この取り組みを新たなモデルケースとして、今後は全国の他のエリアでの実施を目指す。