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厚労省が「ポータブルスキル」測定ツール。転職などの目安に

厚生労働省は、ミドルシニア層のホワイトカラーの人を対象に、「ポータブルスキル」を測定し、それを活かせる職務や職位を提示する「ポータブルスキル見える化ツール」を提供している。

ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても強みとして発揮できる持ち運び可能な能力。同ツールでは、15分程度の入力で出てくる診断結果をもとに、持ち味を活かせる職務や職位が確認できるため、キャリア形成やキャリアチェンジにおいて、自身の強みを知ることができるという。

仕事の仕方、人との関わり方など、9つのポータブルスキルに応じて、自身の強みや弱みに応じて点数を割振ると、結果を反映。利用者のポータブルスキルと近接する5つの職務・職位などを表示する

診断結果
職種や職位を提示。総務課長?

同ツールは3月4日から提供しているが、あわせてキャリアコンサルタントなどの支援者が、ホワイトカラー職種のミドルシニア層の求職者・相談者等に相談支援を行なう際に、ツールを活用しやすくするためのマニュアルと映像教材を、厚生労働省ホームページに掲載した。

厚生労働省では、こうしたツールの活用などを通じて、「職業能力の見える化」を推進。キャリア形成やキャリアチェンジに役立つ取り組みを進めていく。