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ガーミン「tactix 7 PRO」発表 旗艦モデルのミリタリー版
2022年4月22日 08:15
ガーミンジャパンは、フラッグシップGPSウォッチ「fēnix」シリーズをベースにしたミリタリーバージョン「tactix 7 PRO Sapphire Dual Power」を4月27日に発売する。価格は170,500円。
ソーラー充電対応のマルチスポーツGPSウォッチ。フラッグシップモデルの「fēnix 7X Sapphire Dual Power」をベースに、ミリタリー・航空機能を追加し、「高難度のミッションやアクティビティに対応する」とうたう。
本体はベースモデル同様にボタン操作とタッチスクリーン操作を選択可能。1.4型のディスプレイはソーラー発電対応で、特別デザインでDLCコーティングのチタニウム製ベゼル、PVDコーティングのチタニウム製リアカバーなども特徴。
ミリタリー・航空機能を追加
タクティカル機能として、外部を照らせるLEDフラッシュライトを搭載。暗視用としてグリーンに調光できるのは本モデルのみで、SOS信号パターンやランニング用などのカスタマイズも行なえる。暗視ゴーグル越しに視認しやすいナイトビジョンモード、ミリタリーレベルのデュアルポジションGPSフォーマット(MGRSの表示)、航空降下をサポートするジャンプマスター、ポイント投影、ステルスモード、(敵勢力に捕縛時など)万が一の時に時計内の情報をすぐに消去するキルスイッチなど、軍事作戦にも対応可能な機能を搭載する。日本詳細地形図がプリインストールされ、マップ機能とGNSSマルチバンド対応のナビゲーション機能で、過酷な環境でもナビゲーションが可能という。
アビエーション(航空)機能は、NEXRAD、METAR&TAFの気象レポートに対応し、風、視程、気圧などを確認できる。プリインストールされている世界空港データを元にフライトプランを作成できるほか、フライトログ、水平位置指示器、高度アラート、血中酸素アラートを搭載しており、独自アプリの「Garmin Pilot」と同期して活用が可能になっている。
GPSのパイオニアを標榜するガーミンは、軍や航空・船舶分野の業務向け製品でも多数の納入実績がある。本モデルはそうした先端技術を凝縮し、「スマートウォッチの新たな次元を切り拓く」としている。
心拍数計測、ランニングやゴルフなど40種類以上のアクティビティ
機能面ではほかに、高度なヘルスモニタリングやフィットネス機能、連携したスマートフォンの通知機能、Suica対応のキャッシュレス決済機能なども搭載する。
ヘルスモニタリング機能では、心拍数、呼吸数、歩数、消費カロリー、血中酸素 レベル、体のエネルギー状態を独自に数値化するBody Battery、ストレスレベル、睡眠スコアの計測など、毎日の健康管理をサポートする機能を搭載する。
フィットネス機能では、ランニング、サイクリング、水泳、ゴルフなど40種類以上のアクティビティに対応。リアルタイムでのスタミナモニタリング機能も搭載されており、パフォーマンスの向上に役立てることが可能。
ソーラー発電対応
ソーラー発電に対応し、稼働時間を延長できる。マルチGNSSマルチバンドモードでは約36時間の稼働に加えて、ソーラー発電で約5時間延長できる。同様にスマートウォッチモードでは約28日に加えて約9日間の延長が可能。バッテリー節約ウォッチモードの場合は約90日に加えて約1年間の延長が可能になる。
ソーラー発電の例は、5万ルクスの環境下で使用した場合。例えば屋外にて1週間毎日、5万ルクスの光に3時間当てると、スマートウォッチモードでは合計約24時間分の充電が可能。
ケースはFRP製で、ベゼルはチタン製。ディスプレイ表面はソーラー発電対応のサファイアガラス。ディスプレイはカラー液晶で常時表示対応の半透過メモリインピクセル(MIP)。ディスプレイは1.4型で、解像度は280×280ピクセル。防水性能は10気圧防水。大きさは51×51×14.9mmで、重さは89g(本体のみは61g)。