ニュース
東京から1時間、富士スピードウェイ界隈が「未来のモビリティの街」に
2022年4月6日 19:30
トヨタと富士スピードウェイ、東和不動産は、静岡県小山町において「富士モータースポーツフォレスト」プロジェクトを開始する。国際サーキットの「富士スピードウェイ」を中心に、ホテルやモータースポーツミュージアム、温浴施設、レストランなどを整備し、「未来のモビリティ・モータースポーツの街」を目指す。
富士スピードウェイを中心とし、「富士スピードウェイホテル」や時代を象徴するレーシングカーを展示する「富士モータースポーツミュージアム」、レーシングチームのガレージ、温浴施設、レストランなどを集約する。2022年秋には、ホテルとミュージアムが完成予定で、'23年以降に多くのレーシングチームのガレージなどが開業予定とする。
富士スピードウェイホテルは、日本初上陸ブランドの「アンバウンド コレクション by Hyatt」として開業。スイートルーム21室とヴィラ5室による全120客室となる。
富士モータースポーツミュージアムは、1~3階のミュージアムでモータースポーツの魅力を発信。国内外の時代を象徴するレーシングカー約40台を展示する。
富士モータースポーツフォレスト周辺は、新東名高速道路の開通により、大きく変貌する予定。東京から車で約1時間で、小山パーキングエリアに設けられるスマートインターチェンジの隣接地となるため、大きくアクセスが向上。御殿場プレミアム・アウトレットから車で約20分、西北に位置する山中湖からも約20分と、近隣の観光スポットとの回遊性も高いことから、宿泊利用だけでなく、関東圏からの日帰りドライブ旅行を楽しめるスポットを目指すという。
モータースポーツをきっかけとしながら、モビリティの体験も訴求。富士スピードウェイの年間来場者は約70万人程度だが、その家族、友人などモータースポーツファン以外の集客も強化し、早期の100万人達成を目指す。