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サッポロ「黒ラベル」引き算の刷新。グラスやジーンズ販売「THE SHOP」
2022年4月1日 20:01
サッポロビールは、「サッポロ生ビール黒ラベル THE SHOP」をブランド初のオンラインショップとして、黒ラベルの誕生日である4月1日にオープン。オープン時にはオリジナルグラスやジーンズを販売する。
黒ラベルの顧客プラットフォーム「CLUB黒ラベル」リニューアルの一環。オンラインショップのほか、音声コンテンツ「黒ラヂオ」、動画コンテンツ「Star Lyrics」も開始する。
「サッポロ生ビール黒ラベル」も、2月製造分から順次リニューアルしている。ただし、ロングセラーブランドとして多くの人に愛飲されていることから、骨格を変えるようなこと、コクや切れのみを強化するといったことは一切していないという。
黒ラベルが理想とする生のうまさは、コクや切れといった一要素だけではなく、すべてのバランスによるものであるという考えから、リニューアルでは原材料の見直し、品質管理の取り組み強化による「完璧なバランス」を追求している。
缶のデザインは、側面のアルミ缶のマークや、「旨さ長持ち麦芽!! 一部使用」というファクトを表すアイコンをそぎ落とし、シンプルなデザインとしている。ブランドメッセージである「丸くなるな 星になれ」を際立たせる狙い。正面のブランドロゴについてもより完璧な丸の形に微調整しており、また英文の文字の書体を変更している。
これらのリニューアルは、新しい要素を付け加えるのではなく、黒ラベルではそぎ落とす、磨き上げるという引き算の美学を追求していることの象徴でもあるとする。
オンラインショップでは、商品が持つストーリー、手にする喜び、デザイン性と機能性など、「大人が選ぶ価値を。」をテーマに、選りすぐりのブランドオリジナル商品や限定品を販売する。
オープン時には、「THE DOUBLE WALL GLASS」「THE HANDMADE GLASS」「THE BAR GLASS」の3種のオリジナルビヤグラスと、ビール副産物で作ったアップサイクルジーンズを販売。今後も販売商品の追加を計画している。
THE DOUBLE WALL GLASSは、ボダム社と共同で開発したグラス。保冷性に優れたダブルウォールでありながら、なめらかな飲み口実現できるよう、飲み口付近をシングルにしている。価格は7,700円。
THE HANDMADE GLASSは、菅原工芸硝子の職人が黒ラベルのためだけに開発したグラス。7:3のラインが凹凸の頂点となっており、「泡をより美味しく、美しく楽しめる」としている。価格は12,100円。
THE BAR GLASSは、銀座にある黒ラベルのアンテナショップ「サッポロ生ビール黒ラベル THE BAR」で提供されている、飲み口が薄いオリジナルグラス。価格は7,150円。
ジーンズは、麦汁を搾ったあとに派生するモルトフィードと、ホップの茎や葉から作ったもの。モルトフィードとホップの茎や葉を乾燥させパウダー状に砕き、そのパウダーとマニラ麻を混ぜ合わせ和紙に加工。和紙から、より紙の糸を作り、和紙糸を横糸にして、縦糸(インディゴ染料で染めた糸)と織りこんで深いインディゴブルーのデニム生地を作っている。
革パッチは、黒ラベルのロゴマークと、原料となったMALTとHOPSの文字をデザインし、ブラックレザーに黒の刻印。トップボタンには黒ラベルのシンボルである星と、サッポロビール前身である開拓使麦酒醸造所が開設した年の「SINCE1876」を表記している。リベットは麦の穂をモチーフとし、ピスネームは黒ラベルのロゴマークを二つに折ったデザインを採用した。
ジーンズの価格は41,800円で、30本限定の抽選販売。応募期間は4月1日から4月28日17時まで。
音声コンテンツの黒ラヂオは、黒ラベルのテレビCM「大人エレベーター」シリーズのポッドキャスト番組。初回は妻夫木聡さんと奥田民生さんによる音楽談義を配信する。CLUB 黒ラベルのほか、Spotify等の各ポッドキャストプラットフォームでも展開する。
Star Lyricsは、言葉を大切にする黒ラベルがアーティストの「歌詞=リリック」を通じて、ブランド姿勢を伝達するWebコンテンツ。第1弾アーティストとしてAwesome City Clubが登場する。