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ゼニス、表から内部が見えるクロノグラフ「クロノマスター オープン」
2022年4月2日 08:30
LVMH ウォッチ・ジュエリージャパンは、腕時計ブランド「ゼニス」の新作として、ダイヤル側から内部を見られる「クロノマスター オープン」の最新モデルを発表した。機械式の腕時計で、価格は110万円~236万5,000円。
また、「クロノマスター スポーツ」にブティック・オンライン専用モデルや、ゴールドを全面的に使用したモデルも追加している。
新製品は、スイス・ジュネーブにてオンライン・オフラインで開催されている腕時計のイベント「Watches and Wonders Geneva 2022」(ウォッチ&ワンダー)に合わせて発表された。
ダイヤルからムーブメントが見られるオープン仕様
ゼニスのクロノグラフ「クロノマスター」に加わる、ダイヤルの一部をスケルトンにしてムーブメントが動く様子を見られるようにした“オープン”仕様。
2003年にもクロノマスター オープンが発売されていたが、2022年モデルは最新のムーブメントを搭載、ケース径は前モデルの42mmから39.5mmに小型化されるほか、ラグは細身になり、プッシャー(クロノグラフ操作のボタン)は操作性を高めた形状を採用する。ダイヤルの基本的なデザインは、ゼニスの歴史的なクロノグラフである「A386」の3色のサブダイヤルのデザインを継承、ベゼルはスリムでシンプルなデザインに仕上げられている。
過去のオープンモデルはサブダイヤルがくり抜かれていたが、新モデルは9時位置のスモールセコンドのサブダイヤルについて、透明なヘサライトクリスタル製パーツを使用。指標を印字しサブダイヤルとしての視認性を確保しながら、背後のシリコン製ガンギ車を見られるようになっている。スケルトン仕様として11時位置ではテンプやヒゲゼンマイもダイヤル側から確認可能。これらはいずれも時計の調速機構で、精度を司る中枢部分の動きを見られることになる。このほかケースの裏蓋もシースルーバックを採用する。
ムーブメントは機械式で自動巻きのクロノグラフムーブメント「エル・プリメロ 3604」。クロノグラフは1/10秒の精度を備え、振動数は36,000振動/時(5Hz)の高振動。パワーリザーブは60時間。ケースはステンレススチール製、防水性能は10気圧防水。
価格はラバーストラップのモデルが110万円、メタルブレスレットのモデルが116万6,000円、ケースがゴールドのモデルが236万5,000円。
クロノマスター スポーツを拡充
ゼニスはまた、現代のクロノグラフとして高い評価を得ている「クロノマスター スポーツ」のラインナップを拡充。オンラインを含むゼニスのブティック専用モデルをクロノマスター スポーツにも用意するほか、ゴールド製モデルやゴールドとステンレススチールのコンビモデルを発表している。
クロノマスター スポーツのラインナップにおいてブティック専用モデルは初めてで、サブダイヤルだけでなくセラミック製ベゼルも3つのカラーで等分されるなど、伝統的なエル・プリメロのトリコロールカラーを大胆に取り込んでいるのが特徴。価格は140万8,000円。
ゴールド製モデルのカラーはローズゴールド。価格は、ステンレススチールとのコンビが198万円、ブレスレットを含めてゴールドのモデルが440万3,300円。