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新宿駅構内に「クスリの販売機」 大正製薬

大正製薬は、JR新宿駅 南改札内にOTC医薬品(市販薬)の販売機を設置する実証実験を、5月下旬に開始する。期間は3カ月。

販売する製品は、風邪薬「パブロン」シリーズ、解熱鎮痛薬「ナロン」シリーズ、鼻炎治療薬「クラリチン」など約30品目の一般用医薬品。

販売機はIoT化されたもので、駅構内のドラッグストア周辺に設置する。タッチパネルから商品を選択すると、連携したドラッグストア店舗にいる薬剤師または登録販売者が内容を確認。販売が許可されると購入でき、商品が取り出せる仕組み。

設置場所は、JR新宿駅 南改札内にあるドラッグストア「Eki RESQ」新宿南口店付近。決済方法は、交通系ICカードのみに対応する。

実証実験は、「駅改札内におけるOTC販売機を用いた一般用医薬品販売の実証」として、“新技術等実証制度(規制のサンドボックス制度)”に基づいて申請。2021年4月に、厚生労働大臣および経済産業大臣の認定を取得した。

新技術等実証制度において、一般用医薬品の販売に関する実証計画について認定を取得するのは、同実証が初となる。

また、実証実験を開始するにあたり同社は、高機能IoT自販機を展開するブイシンクと事業協業契約を締結した。