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京急、ドリンク購入で「ドレミファインバータ」が聞ける自販機
2022年3月28日 20:10
京急ストアは、京浜急行電鉄 横浜駅北口構内に、ドレミファインバータの発車音や運転士・車掌のアナウンスなどの音声が搭載された飲料自販機「おしゃべり自販機」を、4月1日に設置する。
コイン投入時や商品ボタンを押した際、「まもなく快特品川行きが発車いたします」、「出発進行」などの運転士や車掌のアナウンスが流れ、商品搬出後には、京急2100形、1000形の発車音である「ドレミファインバータ」の音を聞くことができる。自販機のデザインは京急1000形をモチーフにしている。
ドレミファインバータは、電車を動かすモーターの制御を行なうインバータの振動によるノイズ(磁励音)を、海外機器メーカーが音階に聞こえるよう調整したインバータのこと。京急ファンからドレミファインバータと呼ばれ、「歌う電車」として親しまれてきた。
1998年から2000年にかけて導入された2100形と、2002年から導入された1000形(一次車、二次車)に搭載されたが、2008年12月から車両更新に伴い、ドレミファインバータは順次数を減らし、最後の1台は2021年7月に更新を完了して「歌い終えた」。
再びこの音が聞ける場所を作ってほしいとの要望があったことから、おしゃべり自販機を設置する。音は運転士・車掌のアナウンス、ドレミファインバータ発車音など5パターンが用意されており、ランダムに流れる。設置メーカーはダイドードリンコ。
おしゃべり自販機の隣には「京急グッズ自販機」を設置する。主な商品は、けいきゅうオリジナルプラレール 4種類程度(2,500円~3,000円)、駅名板マグネット 横浜駅(500円)、駅名板キーホルダー 横浜駅(600円)、Tシャツ 京急線のりば(2,300円)、【横置き版】KEIKYUサウンドスマホスタンド(3,630円)。
なお京急ミュージアムに、ドレミファインバータが聞ける展示物が設置されている。