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シチズン、文字盤に構造色インク採用「CITIZEN L アンビリュナ」
2022年3月28日 15:27
シチズン時計は、サステナブルウオッチブランド「CITIZEN L(シチズン エル)」のシグネチャーライン「アンビリュナ」から、生物の仕組みや自然の美しさに学ぶ「バイオミミクリー」を取り入れた4モデルを7月に発売する。文字盤には富士フイルムが開発した「構造色インク」を使用し、モルフォ蝶などに見られる構造色を表現した。価格は35,200円~53,900円。
4モデルは、世界を構成する四大要素「地・水・火・風」をそれぞれテーマにしたデザインで、生物学者の福岡伸一氏監修のもと、バイオミミクリーの考え方を時計としての審美性や心地よさに取り入れた。
文字盤に採用した「構造色インク」は色素を用いず、光の反射によって生じる発色現象である「構造色」を表現できる、富士フイルムの開発した「構造色インクジェット技術」によるもの。自然界ではモルフォ蝶のほか、タマムシや貝殻などに例が見られる。同じ印刷物でも見る角度によって色合いが変化する。
同技術は時計業界では初採用となり、シチズンと富士フイルムが文字盤を共同開発。光を受けて色彩を放つ文字盤により、地・水・陽(火)・風をそれぞれ表現した。また全モデルに合成の「ラボグロウン・ダイヤモンド」を使用。うち10周年記念モデル(EM1007-47E)は、10時位置にゴールドのカットパーツをあしらった。
バンドには海綿動物を模した多孔構造のニットバンドを採用。ペットボトルや衣料品からリサイクルしたポリエステル繊維を一部に使用し、伸縮性や耐久性に優れ手洗いも可能。ステンレスメッシュの替えバンドが付属する。
ケースはいずれもステンレス製で、ケース径34.0mm・厚さ7.1mm。風防にはサファイアガラスを使用。ムーブメントはCal.E031で月差±15秒、光発電エコ・ドライブを採用しフル充電時は約6カ月可動。
10周年記念モデルで「陽(火)」をモチーフにしたEM1007-47Eは世界限定1,050本で53,900円。水モチーフのEM1005-42Lと風モチーフのEM1006-40Aは国内特定店限定で各30本。価格はそれぞれ39,600円、35,200円。地モチーフのEM1003-48Xは39,600円。