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JR九州、PayPayで買える特急券を'22年度も継続

JR九州とPayPayは、JR九州の一部区間の特急列車を対象として、PayPayのQRコード決済機能を活用した特急券を継続する。1月~3月に行なっていた実証実験を終了し、2022年度も引き続きPayPayを活用した特急券を販売する。期間は4月1日から'23年3月31日まで。

対象路線は、鹿児島本線 門司港・博多間と日豊本線 小倉・行橋間の在来線特急列車停車駅相互間。料金は門司港・博多間が600円など。4月1日から在来線特急料金が変わるため、発売額も実証実験時から変更される。

同特急券は、乗車券と合わせて設定区間の特急ソニック等の特急列車の普通車自由席に乗車可能。発車時刻の1時間前から発車時刻までに決済されたものに限り1回有効となり、乗り越し等、区間の変更はできない。

JR九州は、特急列車停車駅に同駅発の特急料金が設定されたQRコードを掲出。利用者はPayPayアプリから決済を行ない購入する。特急列車車内で、係員がきっぷの確認にきたら、PayPayアプリの「取引履歴」から特急券の決済画面を係員に提示し、係員が内容を確認する。

払いもどしは決済から2時間以内で未使用の場合に可能で、PayPay上で行なう。現金は取り扱わない。払いもどし手数料は220円。

同特急券は、券売機や窓口に立ち寄る必要のない特急券の購入方法として、利便性向上を図る狙い。実証実験で、安定的な運用と利用者の利便性向上が確認できたため、継続設定することにした。