Visaのタッチ決済で長野の路線バスに乗車。QR決済も

長電バスの運行する路線バス(奥志賀高原線、白根火山線)において、Visaのタッチ決済とQR決済(PayPay、Alipay)を、3月31日より導入する。

長電バスと三井住友カード、小田原機器、QUADRAC、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)が協業。対象路線は、奥志賀高原線(湯田中駅～奥志賀高原ホテル)と、白根火山線(湯田中駅～白根火山)。

導入するキャッシュレス端末は、小田原機器の新端末「BOSS」で、運賃表示器や車内放送装置などの車載器と連動する。車載器連動型は、全国で初めての導入となる。

決済の流れは、タッチ決済の場合は乗口付近に設置している端末「BOSS」に、Visaのタッチ決済に対応したカードやスマートフォンをタッチ。降車時は、降口付近に設置している端末にタッチすることで決済完了となる。

QR決済の場合は、乗車時に発行される整理券を受け取り、降車時に整理券を乗務員に渡し、端末のカメラでQRを読み取ることで決済完了となる。

Visaのタッチ決済は、QUADRACが提供する交通決済クラウドサービス「Q-move」と接続し決済処理を行なう。乗客の乗降履歴は、降車後リアルタイムでQ-moveサイトにて確認可能。

長電バスのキャッシュレス決済は、2021年2月より急行バス志賀高原線(長野駅～志賀高原間)に試験導入。同年12月に急行バス斑尾高原線(野沢温泉・飯山駅～斑尾高原・タングラム斑尾間)に拡大、本格導入した。

試験導入期間において、乗客の行動パターンの把握、検証を経た上で、導入路線を拡大。現在はスキー利用者を中心に利用されている。急行バスに加え、路線バスに導入することで、さらなるキャッシュレス化を進めていく。