東京電力、22日の節電を呼びかけ。電力需給厳しく「暖房は20度」

22日の「でんき予報」(21日 17:40想定)(出典：東京電力パワーグリッド)

東京電力は、3月22日は低気温による電力需要の増加が予想されるとして、利用者に節電を呼びかけている。家庭や職場で不要な照明を消すほか、暖房設定を20度にするなどの対策を求めている。

低気温のほか、3月16日に発生した地震の影響で、東日本における一部の発電所が停止している。加えて、更なる電源の計画外停止や悪天候による太陽光出力の低下などで、「東日本エリアにおいて電力需給が非常に厳しい」とする。

全国の電力会社と連携して様々な需給対策を行なうものの、22日の電力需給は極めて厳しく、「想定される電力需要に対して供給力が十分確保できない見通し」としている。 3月22日の使用率ピーク時予測値(22日9時時点)は100%で全く余裕のない状態となっている。

そのため、22日は朝から同社サービスエリア(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、静岡 富士川以東)の家庭や職場などにおいて、不要な照明を消し、暖房温度の設定を20度とするなど、「日常生活に支障のない範囲」での節電に協力を求めている。

政府も「需給ひっ迫警報」を出して節電への協力を呼びかけている。