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'23年開業のうめきた(大阪)地下駅、“駅”活かしたデジタル実験施設に
2022年3月16日 15:48
JR西日本は16日、2023年春の開業に向けて工事を進めている「うめきた(大阪)地下駅」において、イノベーションの実験場「JR WEST LABO」を開設すると発表した。
うめきた(大阪)駅は、地下部分は「『あなた』が笑顔になる駅」をコンセプトに、デジタル技術を活用したインタラクティブな空間や、One to One のデジタル案内、フルスクリーンホームドアなどを導入する。
地下駅直上部では、大阪駅周辺のターミナル機能を向上させる駅前広場を整備。駅前広場の隣接部には、みどり豊かな新駅ビルが誕生する。また、JR大阪駅方面とうめきた2期地区を連絡デッキで結ぶことで、うめきた2期エリアの玄関口として、回遊性の向上や賑わいの創出を図る。
新設される「JR WEST LABO」は、駅の強みであるリアルの拠点性を活かし、OMOやバーチャル空間などの接点を組み合わせ、デジタルとリアルが融合する空間を創出する。また、イノベーションによるロボットやアバター等の技術を活用し、「誰もが参画し活躍できるフィールド整備」を目指す。
例えば、駅コンコースや駅周辺施設を活用した実証実験など、実験フィールドとして、JR WEST LABOを活用。移動拠点の駅に「集う」「交流する」場としての価値を創出するほか、働く時間や場所にとらわれない多様な就業機会の創出、環境負荷軽減につながる行動を促すサービスの創出などを目標とし、パートナーを募集していく。
うめきた(大阪)駅の敷地面積は約12,500m2、ビルは地上3階(店舗面積約3,750m2)。'23年春に開業し、2024年夏頃に駅前広場・連絡デッキなどを供用開始、2025年春頃の全面開業を目指す。