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阪急バス、子供運賃無料の「環境おでかけ割」

阪急バスは、環境保全を目的として公共交通利用を促進する「環境定期券制度」を通勤定期券「環境おでかけ割」制度として4月2日から改訂する。また、4月1日から通勤定期券の運賃値上げも行なう。

改訂では、土曜日、日曜日・祝日に、家族同伴で通勤定期券(阪急電鉄連絡定期券、北大阪急行電鉄連絡定期券、阪神電気鉄道連絡定期券、神戸市地下鉄連絡定期券を含む)を利用すると、同伴家族が大人100円、小児無料(現行50円)で乗車できるようになる。また、通勤定期券の券面表示区間以外も100円で乗車可能で、同伴家族も大人100円、小児無料で乗車できる。

利用方法は、降車時に乗務員へ通勤定期券を提示し、「おでかけ割」と「利用人数」を伝え、現金で運賃支払う。適用日は土曜・日曜・祝日・盆ダイヤ・年始年末ダイヤ。

通勤定期券は値上げ

少子高齢化や新型コロナの影響により、バス利用者の減少が続くことから、4月1日から通勤定期券および高齢者専用定期券を値上げする。値上げ幅は、220円区間(全線定期)では、1カ月定期が現行の9,500円から、9,900円に、3カ月定期が27,080円から28,220円に、6カ月定期が51,300円から53,460円に値上げされる。

高齢者専用定期券は、これまで65歳以上を対象とし「グランドパス65」を提供していたが、新たに年齢区分を設定。65歳~69歳は「グランドパス65」、70歳以上には新設の「グランドパス70」を提供する。料金はグランドパス65の1カ月定期が現行の5,800円から6,800円に値上げ、グランドパス70は1カ月6,400円で提供する。