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福岡に“泊まれる”公園「INN THE PARK 福岡」開業
2022年3月10日 18:52
三菱地所、積水ハウス、公園財団、インザパーク福岡からなる海の中道パーク・ツーリズム共同事業体は、福岡市東区の国営公園「海の中道海浜公園」内に「パーク・ツーリズム」をテーマにした滞在型レクリエーション拠点「光と風の広場」を3月15日にリニューアルオープンする。パーク・ツーリズムは、公園そのものが旅の目的地となることを目指す取り組み。
国土交通省 九州地方整備局が「Park-PFI制度」を活用して公募した「海の中道海浜公園官民連携推進事業」で、2020年から計画が進められていたもの。Park-PFI制度による国営公園の開業は日本初。
海の中道海浜公園は、福岡県東区に位置する、東西に約6km、面積約350haを誇る国営公園。園内には、動物園や屋外プール、水族館、野外劇場等があり、豊かな自然や様々なアクティビティを楽しめる国営公園として親しまれてきた。
今回リニューアルオープンする「光と風の広場」では、九州初上陸となる“泊まれる公園”をコンセプトとする公園一体型宿泊施設「INN THE PARK」および巨大アスレチックタワー「シ―・ドラグーン」を開業。海浜部を活用したカヌーやSUP、ホーストレッキングなどのアクティビティを組み合わせて展開していく。また、園内を周遊できる電動キックボードや、園外への足となるレンタサイクル事業も行ない、地域全体の賑わい創出に寄与するという。
泊まれる公園「INN THE PARK 福岡」
「INN THE PARK」は、“泊まれる公園”をコンセプトとする公園一体型宿泊施設。「INN THE PARK 福岡」は、公園に泊まることをダイレクトに体感できる宿泊施設、飲食施設、温浴施設を擁し、幻想的で非日常な自然空間を演出するという。博多湾と玄界灘から至近で、朝日や夕日、福岡市街の夜景も楽しめる。
1名からカップル・ファミリーまでのニーズに応え、園内には約5,000m2のドッグランも整備。ペットと宿泊できる客室も用意する。客室は、「球体テント」「グランピング」「キャビン」「スイートルーム」の4タイプで全30室。
飲食施設は、レストランとバーベキュー場/ラウンジを開設。レストランは、旧サイクリングセンターをリノベーションしたもので、昼は食堂兼コーヒースタンド、夜は地元食材を充実させたフレンチレストランとして営業する。
バーベキュー場/ラウンジは、昼は手ぶらで楽しむバーベキューとして、シェフが一手間凝らした本格的なバーベキューを手ぶらで楽しめる。日帰りでの利用も可能。夜はミラーボールが煌めくラウンジとして営業。シェイカーを振れるバースタンドを併設する。
温浴施設としては、博多湾海岸沿いに「おふろ棟」を設置。銭湯を模した空間に水風呂や屋外スペースも備える。
九州初のアスレチックタワー「シー・ドラグーン」
国内最大規模を誇る九州初のアスレチックタワーで、フィールドアスレチックをタワー状に配置した体験型アトラクション。身長100cmからプレイ可能なキッズコースも備える。
92種類のアスレチックアイテムを設置し、空中散歩のような自転車、クライミング、空中ピクニックなどを楽しめる。120人が同時にプレイ可能で(キッズコースを除く)。絶景展望デッキ(高さ16.8m)の有料展望台からは、博多湾と玄界灘を一望でき、プレイしなくても展望デッキやギャラリースペースから応援ができる。
博多湾に面するパノラマ広場、森の池の松林、玄界灘海浜部の白砂青松と青い海など、公園内の自然の中でホースライディングを楽しむことも可能。乗用馬として育てられた従順・温厚なアメリカンクォーターホースに、全国乗馬倶楽部振興協会公認の乗馬指導者を配置することで安全・安心な野外騎乗を提供するという。30分、60分、120分のライドコースを用意し、1歳からシニア、乗馬上級者まで対応する。障がいを持つ人や子供でも楽しめるよう2人乗馬も可能。
レンタサイクルは、光と風の広場サイクリングセンターで、園内周遊用として67台(大人用41台、こども用9台、2人乗りタンデム車5台、電動アシスト2台)、地域周遊用に10台(大人用クロスバイク)を用意。キックボードは、園内サイクリングロードを走行可能な電動キックボード20台を用意する。
所在地は福岡県福岡市東区西戸崎18-25。敷地面積は約159ha。