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セイコー スピードタイマー、世界陸上オレゴン22記念限定モデル
2022年3月10日 15:30
セイコーウオッチは、「セイコー プロスペックス」のクロノグラフ「SPEEDTIMER」(スピードタイマー)の新作として、「SPEEDTIMER メカニカルクロノグラフ 世界陸上オレゴン22 記念限定モデル」(SBEC015)を6月10日に発売する。機械式の腕時計で、価格は352,000円。数量は世界限定400本。
セイコーは2021年9月に新生スピードタイマーを発表。今回はこれをベースにした特別仕様となっている。ケース径は42.5mm。具体的には、セイコーの計時を象徴するカラーの鮮やかなイエローが、クロノグラフ秒針と9時位置の30分積算計に使用されている。砂目調のダイヤルは、陸上競技のトラックをイメージしたもの。裏蓋には大会エンブレムがあしらわれ、交換できる付属のカーフストラップにはイエローのステッチなどがアクセントとして使われている。
ムーブメントは機械式で自動巻きの「キャリバー8R46」。垂直クラッチ、コラムホイールなどオリジナルのスピードタイマーが実現した技術を進化して搭載するほか、高い計測精度や耐久性を実現。セイコー独自形状の3本のアームが一体となった三叉ハンマーが搭載されており、クロノグラフ秒針、分針、時針が同時にゼロリセットされる瞬時帰零を確実に行なえるほか、高い耐久性・メンテナンス性を誇るのも特徴。
ムーブメントの精度は平均日差+25秒~-15秒。振動数は28,800振動/時、パワーリザーブは約45時間、石数は34石。
ケースはステンレススチール製で、ダイヤシールドが施される。風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス。裏蓋はサファイアガラスのシースルーバック。防水性能は日常生活用強化防水(10気圧)。大きさはケース径が42.5mm、厚さは15.1mm。
セイコーは1960年から機械式のストップウォッチを開発。1964年の東京オリンピックで採用されたほか、1969年には当時世界初だった“自動巻き+クロノグラフ”の腕時計「スピードタイマー」を発売している(この年は他2社も自動巻きクロノグラフを発表)。また1985年から世界陸上競技選手権大会(世界陸上)の公式計時を担当。今夏にアメリカオレゴン州で開催される世界陸上オレゴン22では、17回連続でオフィシャルタイマーを務めることになる。