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通信各社がウクライナへの国際電話無料に。現地のデータ通信も

ウクライナ情勢を受け、KDDIとソフトバンク、NTTドコモらは渡航中のユーザーのデータ通信料の無償化、ウクライナへの通話・通信料の無償化といった対応策を発表している。

すでにウクライナに渡航している邦人の情報収集や安全確保を支援する取り組み。外務省は、すでに渡航している邦人に対しては、ロシア・ベラルーシとの国境付近から離れるよう呼びかけているほか、在ウクライナ日本国大使館はウクライナ西部にある都市・リヴィウに臨時の連絡事務所を設けており、ポーランドなど隣国への退避については在ウクライナ日本国大使館またはこの臨時事務所に連絡するよう案内している。

KDDIと沖縄セルラーは、日本発、ウクライナ着の国際電話料金を無償化する。対象はau ひかりやau、UQ mobile およびpovo1.0/2.0などからの通話。同様に日本発ウクライナ着の国際SMSの送信料も無償化する。国際ローミングサービスはウクライナへ渡航中のauとUQ mobile、povo1.0を利用のユーザーの音声通話とSMS、データ通信料金が無償化される。データ通信料金は「世界データ定額」および「海外ダブル定額」の料金が無償化される。

ソフトバンクはクライナへ渡航中の「ソフトバンク」「ワイモバイル」「LINEMO」(ラインモ)のユーザーを対象に、2022年3月3日から31日(日本時間)まで、ウクライナでのスマートフォンなどのデータ通信料(「海外パケットし放題」定額料)を無償化する。

また、4日21時には日本からウクライナへの国際電話・SMSの無償化と、ウクライナへ渡航中の人の音声通話とSMSも無償化することを発表した。

NTTグループ各社は、ウクライナへの国際通話の無料化を3月31日まで実施する。NTT東日本・NTT西日本のひかり電話や、NTT Comの国際電話やSMS、ドコモの国際通話サービス・SMSは、日本発・ウクライナ着の国際通話を無償化する。

また、ドコモの国際ローミングでは、ウクライナに渡航している期間中の、音声通話、SMS、データ通信を3月31日まで無償化する。

なお外務省は、3月4日現在で、ウクライナ全土に対して危険情報レベル4「退避してください。渡航は止めてください。」(退避勧告)を発出しており、どのような目的であれ、これからのウクライナへの渡航は止めるよう勧告している。

【更新】ソフトバンクの音声通話・SMS無償化とNTTグループの対応を追加(3月4日22時50分)