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Notion、「つながり」を深める機能強化 Googleカレンダー連携も
2022年3月3日 17:07
コラボレーションサービス「Notion」を提供するNotion Labsは、オンラインイベント「Block by Block」においてチーム/ツール/ユーザー間の「つながり」を促進する機能強化や公式認定資格の開始を発表した。
サイドバーには、「チーム」という新たなセクションを追加する。部門やプロジェクトなどの情報を「チーム」に集約できる。従来のチーム利用向けセクションである「ワークスペース」に比べて、大規模な組織での利用にも耐える細やかな権限管理などを充実させた。
データベース機能も強化する。数週間以内に、ビューの作成やカスタマイズなど様々な機能の動作を改善する。フィルタ機能の拡充や頻繁に使うデータベースの呼び出しが簡単になるなど、チーム内でのデータベース共有時の利便性も向上させる。
またデータベース関連の新機能として、'22年後半に「同期データベース」を公開予定。他のツールからデータを取り込んだデータベースをNotion内に構築できる。他のツールでデータが変更された場合自動でNotionにも同期される。現時点ではJira、GitHub、Googleカレンダーへの対応を予定しており、今後ほかのツールにも順次対応する。
'21年5月にベータ版が公開されていたNotion APIについては、イベントに合わせて正式公開となった。すでに開発者コミュニティは3万人を超えており、様々なAPI実装が誕生しているという。正式公開に合わせて、すべてのブロック(Notionで利用するパーツ)タイプのサポートや認証関連の改善を行なった。また、APIにより構築されたインテグレーションをまとめる「インテグレーションギャラリー」を公開した。
機能改善以外の面では、Notionのスキルを証明する「Notion認定プログラム」を開始した。誰でも受験可能で、「Notionコンサルタントや社内エキスパートとして活躍したい方に最適」という。ユーザー側が最適な認定コンサルタントを検索できるサービスも構築している。現在のところ、認定プログラムの対応言語は英語のみ。今後他の言語にも順次対応予定。
また、Notionの「チームプラン」または「エンタープライズプラン」に加入しているユーザー向けに、グローバルコミュニティ「Notionチャンピオンズコミュニティ」を発足した。組織や国の垣根を越えたユーザー間の交流や、新機能への早期アクセス、トレーニングの受講など様々なメリットを享受できるという。