ニュース

東京駅前 八重洲再開発、10階建て複合施設が25年竣工

外観イメージ

東京建物は、東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発組合を設立した。B地区とともに東京圏の国家戦略特別区域の特定事業として進められる事業で、2023年着工、2025年竣工を予定する。

東京駅前八重洲一丁目東A地区とB地区にて連携して整備し、「東京駅前の交通結節機能の強化」、「国際競争力を高める都市機能の導入と地域コミュニティや賑わいの創出」、「防災対応力強化と環境負荷低減」を目指す。

A地区・B地区外観イメージ
位置図

交通結節機能については、羽田や成田への国際空港直行バスや地方都市への高速バスのバスターミナルを整備するとともに、地上・地下の歩行者ネットワークを整備する。

国際競争力を高める都市機能については、劇場や平土間ホール等の交流施設等を整備。国際会議・学会・セミナー等や、演劇・コンサート等が開催できる環境作りを行なう。

あわせて高度医療施設と連携した初期医療施設を整備。外国人の初期診療や予防医療等を実施する医療サービスの窓口を提供するとともに、大学関連病院等の高度医療施設のサテライトを誘致する。

防災対応力強化と環境負荷低減については、八重洲二丁目北地区市街地再開発事業と連携。帰宅困難者滞在施設や防災備蓄倉庫等を整備するほか、既存の地域冷暖房施設と相互に熱融通を実施することで地域全体として環境負荷低減やエネルギー利用の効率化を実施する。

所在地は東京都中央区八重洲一丁目207番1他。A地区の規模は、地上10階・地下2階、高さ約45m、敷地面積約1,300m2、延べ面積約12,000m2。主要用途は事務所、店舗等。