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大阪 長居公園リニューアル。チームラボによる植物園活用のアート常設

ヤンマーホールディングスのグループ会社・わくわくパーククリエイトは、「長居公園パークマネジメントプロジェクト」を始動。公園をリニューアルし、4月から夏までに様々な施設を段階的にオープンする。

長居公園は、「ヤンマースタジアム長居」「ヨドコウ桜スタジアム」など3つのスタジアムや、2.8kmの周回路を含め、様々なスポーツ施設や広大な植物園などを有する、面積65.7haの都市公園。所在地は大阪府大阪市東住吉区長居公園。

同プロジェクトでは「食・スポーツ・アート・学び」を軸としたリニューアルを実施。既存施設を有効活用したイベント開催や、ヤンマー直営レストランやフットサルコートなどの新規施設により、賑わいの創出、都市公園の価値向上を図る。

食のカテゴリーでは、ヤンマー直営レストランや、中庭に桜を配置した自家焙煎コーヒーを提供するカフェ、地元や全国の厳選野菜をライブキッチンで調理・提供するグローサラント形態のマルシェなどを展開する。

ヤンマー直営レストラン

スポーツカテゴリーでは、100以上のスポーツ教室およびスポーツに関わるイベントを開催。また、スケートボード広場を4月下旬に開業する。そのほか公園内の立木を活かしたアスレチックを設置する。

フットサルコート管理棟

アートカテゴリーでは、アート集団「チームラボ」による長居植物園の自然を活かした光のアート群を常設展示。また、日本全国各地の祭の紹介とその地域に根付く食材や食文化の紹介展示、既存の公園施設を活用した音楽や芸術イベント開催などを予定する。

チームラボ作品イメージ

学びにおいては、子どもたちが里山体験、自然体験やスポーツ競技などの実体験を通じて学べる場を提供。また、大阪の食文化と農作業体験ができる研修施設を設置する。

食の体験研修施設

4月1日に長居植物園が先行リニューアルオープン。チームラボによるアート常設展示は夏から、夜の部としてオープンする。

公園の管理運営においては、植物園の池の水質浄化システムや食品廃棄物を堆肥化するバイオコンポスター、太陽光発電や省エネ機器と連動するエネルギーマネジメントシステムなどを導入。園内で使用する電力についてはCO2を排出しないグリーン電力を採用する。

水質浄化に取り組む植物園内の大池