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損保ジャパン、電子マネーによる保険金支払い。国内初

損害保険ジャパン(損保ジャパン)と日本ユニシスは、損害保険会社で国内初となる「電子マネーによる保険金支払サービス」の共同検討を開始。5月のサービス提供を目指す。保険契約者は電子マネーでの保険金支払いを通じて、最短で当日での保険金受取りが可能となる。

日本ユニシスが提供する価値交換基盤「doreca」を利用した電子マネーによる保険金支払サービス。保険契約者は保険金の受取先として、従来の銀行口座に加えて、普段利用している電子マネーアカウントを指定でき、保険金が指定した電子マネーアカウントに対して支払われる。

従来の銀行振込では、保険金支払いから受取まで2営業日(土日祝日を除く)かかる。これに対して電子マネーでの支払いでは、最短で損保ジャパンが支払いを実施した当日に保険金を受け取れる。

対象種目は、傷害保険(保険契約者が受取を希望する支払保険金額が10万円以下の事案)で、他種目にも順次拡大予定。

同サービスの市場調査として、保険金受取経験のある一般消費者2,066人に対する「保険金の電子マネー払いの利用意向に関するアンケート」を実施。保険金の電子マネー払いの「利用意向あり」は43.7%、「中立(どちらでもない)」は22.6%、「利用意向なし」は33.7%という結果から、高い潜在ニーズがあるものとしている。また利用意向者の利用理由は「申請から保険金が振り込まれるまでの期間が短くなるから」が最も多く、次いで「保険金が振り込まれたことをアプリですぐ見られるから」が挙げられている。

電子マネー払いの利用意向
「利用意向あり」の理由