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コカ・コーラ、サスティナブル素材を加速。2021年は40%

コカ・コーラシステムは、国内の清涼飲料事業における、2021年のPETボトル容器のサスティナブル素材使用率が40%となったことを発表。2021年5月に「コカ・コーラ」などの旗艦製品へ、100%リサイクルPETボトルを導入したことなどが寄与したという。

サスティナブル素材は、ボトルtoボトルによるリサイクルPET素材と、植物由来PET素材の合計。同社は2022年2月現在、国内で販売する5ブランド「コカ・コーラ」「ジョージア」「い・ろ・は・す」「一(はじめ)」「ボナクア」37製品に、100%リサイクルPETボトルを使用。

2020年4月に初めて発売したラベルレス製品は、現在8ブランド18製品で、いずれも順次拡大予定としている。加えて「コカ・コーラ」700ml PETボトルは、従来の42gから27gに軽量化されており、容器1本当たりのプラスチック使用量の削減を進めた。

こうした取り組みにより、同社全体で年間約26,000トンの温室効果ガス排出量と、約29,000トンの新たな石油由来原料から作られるプラスチック量の削減を実現する見込み。

同社は2025年までにすべてのPETボトル製品にサスティナブル素材を使用し、2030年までにすべてのPETボトルを100%サスティナブル素材に切替えることを目指す。現時点では、国内で販売している90%以上のPETボトル製品に、サスティナブル素材を使用している。

また2021年5月には、容器包装のベースに紙素材を用いたフリーズドライ飲料「1,2,CUBE」を発売。プラスチックフィルムを使用したパッケージと比較して、プラスチック樹脂使用量を約13%、CO2排出量を約18%削減している。引き続き、容器由来の廃棄物削減と、日本国内におけるプラスチック資源の循環利用の促進に貢献していくという。