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ワークマン、キャンプギア本格参入。ビギナー5点セットで1万円以下
2022年2月22日 12:53
ワークマンは、キャンプギアの本格展開を2月22日に開始した。アウトドアウェアで培ってきた機能性を採用したテント、タープ、シュラフなど約130アイテムをラインアップし、キャンプギアの品揃えを完成させる。テントが4,900円、テーブルが980円など、機能性のほか低価格も特徴とする。
キャンプギアの主要ターゲットは、ワークマンの機能性ウェアの既存ユーザーで、初めてキャンプをする人。キャンプ必需品の5点が、テント4,900円、チェア1,780円、シュラフ1,500円、テーブル980円、ランタン780円と、1万円以下の9,940円で揃えられる価格設定となっている。
購入方法は、Web注文・店舗受取のみ。店舗での販売を行なわない理由は、ワークマン標準店舗の広さは100坪で売場の限界を超えるため。ワークマン 専務取締役 ⼟屋哲雄氏は、ワークマンの人気商品を購入するために2~3店舗を回る人も多いことを紹介し、Web注文であれば1店舗にだけ行けばよいというプラス面もあるとする。
キャンプギアの素材には、防融加工、防虫加工、耐久撥水を施したアウトドアウェアと同じものを使用。その素材の特長を知っているアウトドアウェア既存ユーザーであれば、Web注文であっても購入すると見込む。
施された加工はワークマンが独自開発した製品に使用している高機能素材。バーベキューや焚火の火の粉に強い防融加工「FLAME-TECH」をテントやタープに、虫が近寄らない防虫加工「DIAGUARD」をテントに使用している。またシュラフには、自身の熱を反射して温まる「ブラックアルミ」、防寒ダウンに使われた素材「FUSION DOWN」を採用している。
キャンプ用テントは全て安全な製品の指標となる「SG規格」を獲得。ワークマンでこれまでも訴求してきた、プロ職人が使える「プロ品質」をキャンプギアに適用している。
主力製品は、ソロ用テント「FTE01 BASIC ドームテント」、4人用ファミリーテント「FTE05 ワイドミシックドームテント AG」、スクエアタープ「FTA03 BASIC スクエアタープ」、シュラフ「FCS01 BASIC スリーピングバッグ」、シュラフ「FCS03 フュージョンダウンシュラフ」など。そのほかローチェア、アルミテーブル、トートバッグなど、多数展開する。
キャンプギアのWeb注文専用品の初年度販売見込みは40億円。テントやタープなどの主力製品は4カ月で増産できるため、反応が良ければ55億円までの販売が可能としている。