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天然木材を活用したマンション「ザ・パークハウス 大宮吉敷町翠邸」

完成予想CG

三菱地所レジデンスは、さいたま市大宮区で計画中の分譲マンション「ザ・パークハウス 大宮吉敷町翠邸」の詳細を発表した。内装と外装に同一の埼玉県産の天然杉を活用するなど、温もりある空間を目指し、4月下旬に販売を開始する。'23年12月竣工予定で価格は未定。

エントランス完成予想CG

同物件では、三菱地所レジデンスの「ザ・パークハウス」ブランドでは初めて、「内部と外部の空間を連続的に同一の天然木材でデザイン」したという。外部の低層部の軒裏、吹き抜け構造となっているメインエントランスの天井、コミュニティラウンジの天井や壁面などに天然木材を多数活用している。地元産の天然木材が経年で表情を変化させ、街並みに調和していくとする。

エントランスホール完成予想CG

内装・外装に使用されている埼玉県産の天然杉には準不燃加工を施した。一般に鉄筋コンクリート造のマンション共用部の内装は、準不燃材料または不燃材料として認定を受けた、燃えにくい素材である必要があり、一方で外装に木材を使用する場合は、耐候性を高める塗料を塗装するなどの処理を施す必要があるという。そこで、内装および外装を同一素材で仕上げるために、準不燃材料かつ外装としても使用できる適切な木材を採用した。

杉の木材イメージ

共用の「コミュニティラウンジ」はリモートワークスペースやブックラウンジとしても利用可能で、天然木材を基調とした内装で「木の温かみを存分に感じられる空間」とした。ラウンジでは、居住者は無線LAN接続によりスマートフォンなどで人気雑誌や電子書籍が読み放題となる「タブホスポット」を利用でき、ペーパーレスの推進およびラウンジ空間の付加価値としている。

コミュニティラウンジ完成予想CG

共用ラウンジだけでなく専有部でも、一部のプランではリモートワークスペースを充実させた。リビング・ダイニングに設けられたカウンタースペースは、仕事だけでなくさまざまな用途に活用できるとしている。またモデルルームでは、リビング空間に個室ワークスペースを設置。コロナ禍における新しいワークスペースを提案する。

コロナ禍での新しい生活様式への対応としては、ほかにIoTインターホンや各戸分の宅配ボックス設置により、宅配業者への遠隔対応による非接触配達が実現する。また再配達減少によるCO2の削減など社会課題解決にもつながるとする。

モデルルーム(リビングスペース)
モデルルーム(ワークスペース)

木材活用以外にも、SDGs達成に貢献する様々な取り組みを実施する。地産地消に貢献できる生協など食材配達業者との提携、さいたま市とのSDGs研修会、建築時に使用される型枠の木材のトレーサビリティ確保などを行なっている。そのほか、EV充電器とカーシェアリングサービスの導入により、入居者はマンション専用の「テスラ」をお得に利用できる。

物件の所在地はさいたま市大宮区吉敷町2丁目86番1。JRさいたま新都心駅より徒歩9分、大宮駅より徒歩13分。さいたま市都市計画で都心エリアとして定められる「大宮駅・さいたま新都心駅周辺地区」の中心に位置する。なかでも再開発が進められる大宮駅東側エリアと近接する。

物件所在地

敷地面積は1,887.30m2。総戸数は106戸で、鉄筋コンクリート造・地上19階建て。間取りは2LDKまたは3LDKで、専有面積は57.74m2~73.20m2。駐車場は49台。竣工予定は'23年12月上旬、引き渡し予定は'24年2月上旬。