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ジン、高性能ダイバーズクロノグラフ「EZM13.1」
2022年2月16日 07:30
ホッタは、ドイツの腕時計ブランド「Sinn」(ジン)の新作として、ダイバーズクロノグラフ「EZM13.1」を2月下旬に発売する。機械式の腕時計で、価格はシリコンベルト仕様が577,500円、ステンレススチールブレスレット仕様が605,000円。
見やすさを追求、“任務遂行用”を標榜する「EZM」(Einsatzzeitmesser:ミッションタイマー)シリーズの最新モデル。生産が終了していた「EZM13」の後継モデルになる。
最大の特徴は6時位置のサブダイヤルに大きな60分積算計を搭載している点。一般的なクロノグラフの30分積算計よりも長時間に対応する。これに対応するムーブメントとして、ジンが改良した「キャリバーSZ02」を搭載している。
軟磁性素材のパーツでムーブメントを囲むマグネチック・フィールド・プロテクションにより、80,000A/m(1,000ガウス、100ミリテスラ)の耐磁性能を誇る。プロテクトガスとドライカプセルで風防の曇りを防止するArドライテクノロジー、ジン特殊オイル「66-228」を使用した-45℃~80℃の気温での精度保証、二重パッキンによる高い密封性のD3システムにより水中でのクロノグラフ操作が可能といった特徴を備える。
ほかにも、(修理以外では)絶対に外れない仕様という、特殊結合方式により固定された回転ベゼルを装備。リューズとプッシュボタンは通常と逆位置の左側に配置される。風防のサファイアクリスタルガラスは両面無反射コーティング。
ダイバーズウォッチとしての性能は、独立した船級協会・認証機関であるDNVが、欧州潜水器具規格(EN250/EN14143)に基づき検証・認定。EZM13.1は500m(50気圧)までの防水性・耐圧保証となっている。
ムーブメントは機械式で自動巻きのキャリバー「SZ02」を搭載。パワーリザーブは46時間。振動数は28,800振動/時で、石数は26石。秒針ストップ機能を備える。
現在時刻の秒針は3時位置のスモールセコンドで表示。デイト表示、60分積算計のクロノグラフを搭載する。ベゼルは逆回転防止型。時分針とスモールセコンド、ベゼルのキーマークに蓄光塗料が塗布される。
ケースはステンレススチール製でサンドマット仕上げ。ブレスレット仕様も素材はステンレススチール。風防はサファイアクリスタルガラスで、両面無反射コーティング。ねじ込み式の裏蓋はニッケルフリー仕様。
対応規格は、耐磁性の規格がドイツ工業規格のDIN8309、防水性はDIN8310と潜水用安全基準規格のDIN8306。負圧耐性を備える。
大きさはケース径が41mm、厚さは15mm。重さは98g(ベルトを除く)。ベルト幅は20mm。