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BASEがあと払い参入。決済手数料2.9%+月額料金の新プランも
2022年2月9日 19:15
ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」は、規模が大きな加盟店向けの新プラン「グロースプラン」を4月から提供開始する。これまで月額料金はなく、決済手数料などを“売れた時だけ”加盟店から手数料を徴収していたが、新プランでは月額サービス料を5,980円としながら、決済手数料を2.9%(従来は3.6%)に下げている。
BASEのグロースプランは、売上規模の比較的大きな加盟店向けのプラン。従来のプランは、決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%で、売れたときにだけ手数料を徴収するため、「初めてのネットショップを気軽に始められる」というBASEの特徴の一つとなっていた。
一方、BASEのネットショップ開設数は170万を突破し、流通総額(GMV)は年間1,000億を超えるなど拡大が続いており、規模が大きなショップも増えてきた。規模が大きくなると都度のサービス利用料は負担が大きくなってしまう。“始めやすい”のがBASEの特徴だが、継続して事業を大きくしていく上では手数料負担が大きくなることから、比較的規模の大きい事業者向けに新料金「グロースプラン」を導入する。
グロースプランは、決済手数料2.9%+月額サービス利用料5,980円でBASEを利用できるようになるため「ショップの売上規模が月商17万円を超えると従来の料金プランよりも手数料を抑えられる」としている。
手数料:決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%
手数料:決済手数料2.9%+月額サービス料5,980円
例えば、月間売上高が500万円の場合、手数料負担が年間194,640円削減できるという。
BASEでは、関連会社によるカード決済代行の「PAY.JP」や、BASEの購入向けの「Pay ID」を展開しており、自社グループでショップ開設から決済までを一気通貫で展開できる点も特徴。この点を活かして、あと払い(BNPL)サービスに参入することも明かした。
具体的には、BASE購入者の「Pay ID」に新たに「あと払い」機能を追加する。世界的にもBNPLが伸びており、日本でもPayPalに買収されたPaidyやatoneを始め、メルペイ、PayPay(PayPayカード)など多くの事業者が参入している。こうした流れを受け、BASEの利用者が使いやすいあと払い機能を導入していく考え。
サービス開始時期や手数料等は未定だが、「社内の目標で年内にはプロトタイプを出せるといいなと考えている。来年以降は多くの人に使っていただけるようにしたい」(鶴岡CEO)とした。