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ヤフー社長交代。EC事業牽引の小澤隆生氏が就任

川邊健太郎氏(左)と小澤隆生氏(右)

ヤフーは、4月1日からの新経営執行体制への移行を発表した。代表取締役社長 CEOには、現取締役 専務執行役員 COOの小澤隆生氏が就任する。現CEOの川邊健太郎氏は、持株会社のZホールディングス(ZHD)社長を継続する。

小澤は、2013年にYahoo!ショッピングの出典手数料無料化など「eコマース革命」を手掛けたほか、アスクルやZOZOの連結子会社化などを実現。ヤフーのコマース事業の成長と事業の多角化を行ない、ZHDとしてのeコマース取扱高は、2012年度の1兆6,023億円から、2020年度には3兆2,268億円までに成長した。また、また、川邊氏とともに「PayPay」の立ち上げや、ZHDとLINEとの経営統合を推進してきた。

社長交代の理由についてヤフーでは、「メディア事業やコマース事業、フィンテック事業などのさらなる成長加速のため、新たなCEOによる迅速かつ機動的な意思決定と業務執行を行う新経営執行体制への移行が最適」と説明。戦略性と改革力、リーダーシップ、ヤフーの事業成長の実績などを評価し、小沢氏を専任したとする。

小沢氏は、新社長就任にあたり以下のコメントを発表している。

小沢氏のコメント

1990年代にインターネットサービスで起業してから、そして今でも変わらない「思い」がある。それは、「良いサービスを提供し、社会に貢献する」「良い会社をつくって、社会に貢献する」という思い。良いサービスを提供するためには、「ユーザーファーストに徹底的にこだわること」と「そのサービスに携わる社員と社員の家族のウェルビーイング(幸福)の向上」が重要だと考えています。また、新生ヤフーでは、「!(びっくり)」や「おもしろさ」にもこだわりたいと考えています。

情報技術を通じて、人々や社会の課題を解決する良いサービスや、日本をもっと便利にする良いサービスの提供に加えて、「!」や「おもしろい」と思ってもらえるユーザー体験を提供し、さらなるヤフーの成長を実現してまいります。