ローソン、「ゴーストレストラン」参入。店内厨房で調理してデリバリー

ローソンは、デリバリー専用に開発した商品を、店内の厨房で調理して届ける「ゴーストレストラン」の実証実験を東京都内の1店舗で開始した。ユーザーがUber Eatsなどのアプリを通じて注文する仕組みで、注文を受けた後に店舗で調理を行なうため、出来立ての商品を提供できる。

実験店舗は「ローソン飯田橋三丁目店」(東京都千代田区飯田橋3丁目6-5)で、アプリに表示される店舗名(屋号)は「NY飯！チキンオーバーライス飯田橋三丁目店」。チキンオーバーライスの「NY飯！スタンダード」(1,290円/配送料別)などのメニューを用意する。注文受付時間は10時～21時30分。

ローソンの特徴である「店内厨房」を活用する取り組み。できたての商品をデリバリーできるほか、朝食やランチ需要に合わせて調理を行なっている店内厨房の空き時間活用にもつながるという。発売する商品は、ローソン店舗で販売する商品とは別で、デリバリー専用に開発。アプリ上の店舗名表記は「ローソン」ではなく、好みの商品を選びやすいように商品に合わせた別の店舗名(屋号)とする。

今後は、数ある店舗(屋号)の中から中華屋＋カレー屋などをそれぞれ組み合わせ、エリアや個店毎のニーズにあわせた販売や飲食店が少ない地域のレストラン代わりにもなるデリバリーを目指す。デリバリー専用商品のラインナップを順次拡大しながら、2023年2月末に関東圏100店舗、2025年度に全国1,000店舗への導入を目標に展開していく。