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月島・勝どきでロボット配送。サイゼリヤ・松屋・モスなど参加

ENEOSホールディングス、ZMPおよびエニキャリは、東京都中央区佃・月島・勝どきエリアで自動宅配ロボットによるデリバリー事業の実証実験を2月1日から2月28日まで実施する。注文可能な店舗はサイゼリヤ、デニーズ、松屋、モスバーガーなど27店舗。

2021年2月に実施した第1弾の技術実証に続く第2弾で、事業採算性の検証を目的として行なわれる。第1弾では、ZMPの自動宅配ロボット「デリロ(DeliRo)」を活用した課題抽出や技術的な検証を実施し、結果として、「デリロ」のシステムと連携する注文・配送プラットフォームの有効性等を確認できたという。

今回は2台に増やした「デリロ」を2カ所の設置拠点に配備。配送可能エリアを拡大し、遠隔監視による公道でのデリバリーを行なう。配送エリアは佃・月島のほか、勝どきエリアを追加し、対象戸数は従来の約1,000戸から約5,000戸へ増加。パートナー事業者は11店舗から27店舗となった。

パートナー事業者

実験は、事業性の検証を目的とし、実用化に準じた体制・サービス内容で実証を行なう。将来的には、人手確保が困難な深夜時間帯での営業も視野に入れ、2月18日にトライアルとして深夜営業も予定する。従来は近接監視による運用を行なっていたが、今回は複数事業者が参加した遠隔監視による配送となり、国内初の試み。2022年度以降の事業化を目指す。

利用方法は、専用サイトからクレジット決済により注文。デリロが到着するとスマホに通知があり、デリロの扉を開くためのURLも送付される。デリロのそばでURLにアクセスすれば扉をあけて商品を受け取れる。