ニュース

幕張新都心で次世代モビリティやクーポン活用の「千葉市幕張MaaS」

NTT、NTTドコモ、NTTコムウェアの3社は、幕張新都心エリアにて、コロナ対策を考慮した回遊性向上に関する実証事業を2月から開始する。期間は2月1日~3月21日の予定。一般ユーザーが参加できる。

地域住民や訪問者向けに専用アプリやWebサイトを用意、クーポンを配信したりAI運行バスや次世代モビリティの体験が可能で、これらを組み合わせた情報の配信で、回遊性の向上と密回避の両立をめざす取り組み。個人の趣味・趣向に合わせたレコメンドや、次世代モビリティ、街・店舗の混雑情報などを組み合わせて情報を配信する。

同エリアにてこれまで、AI運行バスや電動小型モビリティの実証実験を実施した結果、利用需要はあることが確認されたとしている。今回の実証事業では、千葉市運営の幕張新都心モビリティコンソーシアムが事業を提案する形で、NTTらと共にICT技術を駆使して体験価値や利便性の向上を図るほか、コロナ対策も考慮した仕組みを実現し、地域の活性化を目指す。

具体的には、スマートフォンアプリとWebブラウザ版の2つのサービスを用意。アプリ「まくはりMaaS」は地域住民向けに日々のモビリティの利用や日常生活に役立つ施設・店舗の情報を提供する。Webブラウザ版は来街者向けで、手軽なオススメ情報、クーポンの利用で好みの施設・店舗を訪れるといったコンセプトになっている。

NTTグループでは、自治体や地域パートナーとの協創により、移動手段と地域サービスをMaaSで連携、発展や課題解決に貢献していくとしている。