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「テレホーダイ」終了。固定電話がIP網へ移行
2022年1月21日 13:41
NTT東日本とNTT西日本は、固定電話をIP網へ移行することにともない、これまで固定電話で提供されていたサービスの廃止や変更を行なう。IP網へ移行することでテレホーダイなどのサービスが廃止されるほか、市外電話の概念がなくなり、通話料金が市外電話でも市内と同じ一律料金で提供されるようになる。
同社の固定電話網(PSTN)は、2024年1月から2025年1月にかけ、IP網へ順次移行されることが決定している。IP網は、「ひかり電話」などに既に使われているもので、これに統合するかたち。IP網はこれまでのPSTN網と異なり、距離に依存しないため、シンプルでフラットな料金体系へ移行。通話料は、市外電話でも市内電話と同額の9.35円/3分で提供する。ただし、24時間同一料金での提供となるため、深夜・早朝の時間帯は現在の9.35円/4分から値上がりする。
切り替えについては、加入電話の契約は継続、設備などは局内での変更のみのため、加入者宅での工事や、申込なども不要。従来のメタル電話のアクセス回線もそのまま残る。
提供するサービスも変更される。基本的な音声サービス、ISDNの通話モード、キャッチホン、ナンバーディスプレイ等は継続するが、利用者が減少しているサービスなどは2024年1月に終了を予定している。なお、INSネットについては代替サービスへの移行が間に合わない利用者に対して2027年頃まで「切替後のINSネット上のデータ通信」を暫定措置として提供する。
提供を継続するサービス
・基本的な音声サービス
・公衆電話
・110(警察)、119(消防)、118(海上保安)
・117(時報)
・104(番号案内)
・115(時報)
・ナンバー・ディスプレイ 等
提供を終了するサービス
・INSネット(ディジタル通信モード)
・ビル通話
・着信用電話
・支店代行電話
・短縮ダイヤル
・トーキー案内
・ノーリンギング通信
・114(お話中調べ)
・空いたらお知らせ159
・ナンバーお知らせ136 等
テレホーダイなど割引サービスも終了
料金のフラット化にともない、「テレホーダイ」など通話料の割引サービスも2024年1月に終了する。