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JR東日本、Suica利用データを使った「駅カルテ」

JR東日本は、Suicaの統計情報活用に向けた定型レポート「駅カルテ」を作成した。駅ビルのマーケティングや同社グループのサービス向上に活用するとともに、今後、自治体など社外への販売についても検討していく。

「駅カルテ」は、毎月のSuicaの利用データを集計し、JR東日本の首都圏約600駅の各駅の利用状況を示す定型レポート。1時間単位、年齢は10歳単位で集計し、1カ月の平均値(平日、休日別)を表示する。

駅カルテでは、対象駅と行き来が多い駅について地図に表示できるほか、対象駅と行き来が多い上位20駅の件数を表示。統計情報を駅ごとにまとめることで、まちづくりなどの地域社会活性化へ生かしていくとする。

利用者のプライバシーについては、元データから氏名などを削除し個人の識別性を下げる加工を施したうえ、駅ごとに統計情報としてレポート化するなどで配慮。また、データ使用を希望しない人のため、集計から個別にデータを除外する対応を行なう。