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東急、あざみ野に「nexusチャレンジパーク」。次世代まちづくりの実証拠点

東急は、川崎市・横浜市の市境近辺にある虹ヶ丘団地・すすき野団地エリアに、「nexus(ネクサス)チャレンジパーク」を4月開業する。約8,000m2の敷地に、地産地消マルシェなど多目的利用が可能な空間と、コミュニティ農園や防災施設を設け、地域住民が自由に活用できる場として運営する。

同拠点では、東急が開始する「nexus構想」に基づくまちづくりの実証実験を行なう。nexus構想は、多摩田園都市エリアでの新たなまちづくりとして、緑豊かな自然や農といった「田園」と、住む・学ぶ・働く・遊ぶといった職住近接の「都市」が融合した「歩きたくなるまち(Walkable Neighborhood)」を目指すもの。

同構想の推進にあたっては、構想に共感する行政や企業をバディ(仲間)として、連携の上地域ネットワークを構築する。同社は、1月18日にシグマクシス・ホールディングスと構想推進のため基本協定書を締結した。

第1弾となるnexusチャレンジパークは、プランティオが手がけるシェアリング型のコミュニティIoT農園「Niji Farm Area」、遊びながら防災を学べる「Fire Place Area」、多目的利用が可能なチャレンジ広場「nexus Lab Area」から構成される。住民に加え、地域の農家や学校、そして企業や行政などのバディとともに、生活者起点での魅力的なまちの仕掛けづくりに挑戦する。

東急は9月に創立100周年を迎えるにあたり、同構想を多摩田園都市エリアにおける次の100年に向けたパイロットプロジェクトと位置づける。今後同エリアの複数にわたる対象地域で、地域の特徴を生かし、「農と食」「資源循環」「エネルギー」「駅遠エリアのMaaS」といった「サステナブルテーマ」を定めて展開する。